――衝撃の切れる体験、気になります。
田中「ものすごくよく切れるという強烈な記憶は忘れられないみたいで、リピーターの方は『
切れる包丁を一回使ってしまうと、以前の包丁には二度と戻れない』とおっしゃります。切れる包丁はとにかく気持ちよくて、『もっと切れる包丁があるんじゃないか』と、よりよい包丁探しが始まるみたいです。ただ、やっぱりどんなに良い包丁でも実際に手にとってもらわないとその良さが伝わらないのが、包丁の難しいところなんですよね」
――手に取るきっかけ作りのためのロリータ包丁だったんですね。
田中「鍛冶職人が1つ1つ作りあげる本物の包丁のすごさをぜひ味わってほしいと思います。二度と以前の包丁に戻れなくなるはずです。包丁に関しては、あと三日は話し続けられるので、いつでも続きの話を聞きに来てください」
日本でも有数な鍛冶職人の一人である田中誠貴さん。田中さんの作る包丁は誠貴作というブランドで海外でも手に入らない程の人気です。ロリータ包丁を機に、田中一之刃物製作所が作る包丁を手に取ってみてはいかがでしょうか。

「よいこのロリィタほうちょう らぴん」(28,600円/税込)
ロリータ包丁は「よいこのロリィタ包丁」という名前で第二弾も発売していました。お値段もお手頃でデザインがかわいいです!
【
みきかじや村】
田中さんをはじめとする、兵庫県三木市の鍛冶職人さんが作った刃物が購入できるオンラインショップ。
<取材・文/瀧戸詠未>