そうして繰り返されるイベントにも少し疑問を持つようになったころ、あるママの家が一家全員インフルエンザにかかってしまいました。

すると周りのママがLINEで「
おかずと、暇つぶしのマンガを届けるよ!」といって、病気のママのためにみんなで一品ずつ料理を作って持っていくことに。マンガ雑誌などもあれこれ買って届けることになり、矢口さんはそこまでするの?と驚いたのだとか。
「誰かに何かがあると『即出動!』となるんです。わたしも親子で風邪を引いたことがありましたが、やはりお惣菜などを届けてくれました。
自分が病気の時は助かると言えば助かりますが、ものすごく気を使うし、うちは両親も近くにいるので頼れるし、『助け合い』に疲れてしまいました」

子どもはそれなりに喜んでいたので、しばらく頑張ってはいましたが、小学校に上がってもこのノリで続けるのはもう無理だと思い、矢口さんは、そのママ友グループとは子どもの卒園と小学校入学を機に距離を置こうと決めました。
幸い、ママ友のうち2人とは小学校が離れるので、もうあまり会うことがないかなと思い、今が距離を置くチャンスだと思い、両親の不調を理由に、忙しくなるのであまり参加できないと伝えました。
その後は目論見通りママ友グループから離れることができた矢口さん。ですが今でもインスタには「毎日充実!」「小学生でもズッ友!」と楽し気な投稿が流れてきます。