その瞬間に砂が全て下に落ちて3分経ったことがわかる。楓との3分間は誠にとっては苦痛でしかなかったが、みちとの3分間は、好きな人と一緒にいられるドキドキ、「拒絶されたらどうしよう」という不安、「ずっとこの時間が続いてほしい」という期待など、濃密な時間だったことだろう。 　同じ3分間でも、妻と過ごす時間と想い人との時間が明確に対比させられており、楓が4話を見たら発狂しそうなほど、誠の心が楓にはないことをこれでもかと証明する内容だった。 　みちの職場の後輩であり、みちと同じくニーニャ様狙いの北原華（武田玲奈）は「日の当たらない恋をするには、それなりの覚悟が必要ですからね」と口にしていたが、みちと誠は日の当たらない関係にハマっていくのか。そして、プラトニックな関係に満足できるのか楽しみだ。 【第3話レビュー】⇒夫とのセックスレスをやっと解消…幸せなはずが「逆だった」。ベッドの中で気づいた違和感｜ドラマ『あなたがしてくれなくても』 【第2話レビュー】⇒セックスレス解消のきっかけは、夫の“裏切り行為”。それでも結果オーライと言えるのか｜ドラマ『あなたがしてくれなくても』 【第1話レビュー】⇒セックスレス妻の心を折った“夫の強烈な一言”。殺傷力の高さに絶望｜ドラマ『あなたがしてくれなくても』 【関連記事】⇒セックスレス解消に「夫公認彼氏」を作った夫婦。2人に起こった“意外な変化”とは？本人を取材＜漫画＞ ＜文／望月悠木＞