セックスレス夫婦と不倫男女の“3分間の行動”の違いが残酷。妻が見たら発狂しそう|ドラマ『あなたがしてくれなくても』
5月4日に『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜よる10時~)の4話が放送され、両夫婦の関係性の亀裂が如実になってきた内容だった。
まず陽一(永山瑛太)は好きでもない女性、結衣花(さとうほなみ)と行為に及んだことにより、改めてみち(奈緒)の大切さに気付いたのだろうか。はたまた浮気したことによる罪悪感なのか、浮気を疑われないようにととりつくろっているのか。病み上がりのみちを会社まで送り届けようとしたり、みちのためにうどんを作ったりなど、普段はやらないであろう優しい行動を見せる。
また、結衣花に「この間のことなんだけど、なかったことにしてもらえないかな」と伝え、浮気の事実を消去しようとするなど、今まで通りの吉野家の日常を取り戻そうとしている雰囲気。
歩み寄りなのか償いなのかはイマイチ掴めないが、陽一の態度にみちが喜ぶ様子はない。むしろ頭の中は誠(岩田剛典)一色で、誠に会った際は「早く会いたかったくせに、会ったら上手くしゃべれない。中学生か」とセルフツッコミを脳内で繰り広げるほど。それこそ中学生らしく、ニーニャ様(新名誠のネット上での愛称)と自身の胸キュンなストーリーが展開される小説を自作しそうなテンションだ。
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陽一がしたのは“身体の浮気”だが、対するみちは誠をかなり意識しており“心の浮気”状態にある。身体の浮気も質は悪いが当人としては切り替えはしやすい。ところが心の浮気は“既成事実”こそないものの、簡単に切り替えられるものではない。むしろ忘れようとすればするほど、その人のことで頭がいっぱいになる。
パートナーではない人と関係を持ったけど、心はパートナーにある陽一と、パートナーではない人と関係を持っていないけれど、心はパートナーにはないみち。異なる浮気状態にある2人はこれから、どのように進んでいくのか。
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浮気をなかったことにする夫、恋で“中学生”になる妻
身体の浮気と心の浮気、重さの違いは
ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)は毎週木曜よる10時より放送中。第5話は5月11日(木)。
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