「男の子はクッキーさん、女の子はタルトさんと呼びます」…ズレたジェンダー教育、どう対応する? 専門家に聞いた #令和の子 #令和の親
また先日、「小学校でジェンダーレスの方針に沿って運動会が行われた結果、徒競走はほとんど男の子が1着だった」という、どの競技も男女合同で行うことへの疑問を呈するツイートも一部で話題になりました。

男女別であったとしても教育的な配慮として、力配分やタイムでの均等割り振りなどが必要。男女を合同にするならなおのことです。にもかかわらず、ほとんどが男の子が1位という結果から、この教育機関ではそうした適切な配慮が行われなかったことがうかがえます。
「学校に任せるだけでなく、正しい知識を持った保護者は積極的に学校側に意見を発信していったほうがいいですね。自信がなければ、違和感を覚えた際に『さっきの話、おかしくなかった?』など保護者同士で世間話の話題に出してみる。そこから現場に声が届いていくようになれば、改善も期待できるのではないでしょうか」(田中さん)
子どもへのジェンダー教育対応に苦慮しているのは教育者だけではありません。親たちもまた、試行錯誤していいます。
先日ある取材先で、「小学校の子どもを持つ親が、『ピンクが大好き』と言う女の子に何度も問いかけ直し、なかば誘導尋問で青を選ばせた」というエピソードを聞きました。ジェンダー問題への意識が高すぎるあまりなのでしょうか。
また、ゲイコミュニティの方々からはこんな話も聞きました。「世の中には色々な人がいることを教えたい」という親が、子どもをセクシャルマイノリティが集う街である新宿二丁目に連れて来たというのです。「子どもは泣いてしまって、逆に嫌われた」と、笑い話として話していました。
子どもに多様な性を理解してほしいという思う気持ちはわかりますが、同席者はあえてこの場所で教える必要はあったのかと疑問に感じたといいます。

違和感を世間話に出すところから始めてみる
ケース3:親が「先進的な考え」のつもりでやや暴走
また、ゲイコミュニティの方々からはこんな話も聞きました。「世の中には色々な人がいることを教えたい」という親が、子どもをセクシャルマイノリティが集う街である新宿二丁目に連れて来たというのです。「子どもは泣いてしまって、逆に嫌われた」と、笑い話として話していました。
子どもに多様な性を理解してほしいという思う気持ちはわかりますが、同席者はあえてこの場所で教える必要はあったのかと疑問に感じたといいます。


