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「人を好きになったことがない」32歳女性が、それでも結婚したいわけ。恋愛抜きで相手を探せるか

こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。個別婚活相談や結婚相談所のセミナー講師をしながら、これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきました。 かつて髪はボサボサで化粧もしない「完全なる非モテ」だった筆者。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の“もったいない”をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。 【関連記事】⇒「スタバのフラペチーノ700円は安い」実家住まい36歳のカン違い。“幼いおばさん”のままでいいのか

「好きになりにくい体質」なら、相手に興味を持たれる努力を

夜景を見つめる女性

写真はイメージです(以下同じ)

婚活がうまくいかない方の中で、「好き」という気持ちがよく分からないという相談が増えています。 東海地方在住の恵さん(仮名・32歳/金融機関勤務)は恋愛経験がありません。漫画で恋愛シーンが出てきても感情移入ができず、そのまま大人になったそう。 大学のコンパで、恋バナが好きな同級生が「どの人がタイプ?」と踏み込んで聞いてきました。人を好きになったことがない恵さんが言葉を濁していたら「まだそういう人に出会ったことがないだけだよ」と言われてモヤモヤ。そこから、恋バナをしない人と親しくするようになりました。 ただし結婚しないつもりはなく、マッチングアプリも登録したことはあったそうですが、誰のことも良いとは思えずマッチングしませんでした。 たぶん恵さんは、お見合い結婚が主流の時代に生まれていたら「好きとかよく分からなくても、勧められたし、自分もいい年だしな」といった外部からの圧力で結婚していて、婚活に苦しむことはなかったタイプだと思います。 今もお見合いはあるけれど、同時並行で複数人とデートしながら会いますし、「この人が絶対おすすめ」と強い後押しもあまりありません。結局、男女両方またはどちらかの「好き」という思いが原動力で、結婚にむけてスタートするのです。 恋愛と結婚は別だけれども、今の主流の婚活は「恋愛結婚したい人向け」にできているのです。

好きなタイプはなくても嫌なタイプはある

人を好きにならない恵さんは「嫌な人」はいるそうで、その特徴を聞いたら「コミュニケーションがとりにくい人」「普通を押し付けてくる人」「下ネタを言う人」「お節介」「絶対に子どもが欲しい人」だそうです。 嫌がる女性恵さんは恋愛というより結婚がしたいので、結婚相談所を利用することにしました。会うまでメッセージでの駆け引きもなく、プロフィールの年収等も証明書の提出が必要なため偽りがありません。またお節介を焼かれるのが嫌いなので、オンラインで登録できて、AIによる紹介がある相談所を選びました。 いいなと思う男性はいなくても、男性側から恵さんに「会ってみたい」と思ってもらう必要はあるので、人気の写真スタジオで男性から人気がでそうな写真を撮ってもらいました。 ある程度は人気が出そうなプロフィールにして登録したところ、50人ぐらいの男性から申込みが来ました。多くの女性は結婚相談所に入会しても自分から申込みしません。多分、恵さんも申込みはしないと思っていたので、申込み数が多くその中から嫌じゃない人を省いて選べるようにしました。 【関連記事】⇒「男で軽自動車ってダサくない?」車で彼氏を足切り。32歳女性の“痛い失敗”
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公務員など人気がある男性を避けるべき、本当の理由
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