「娘が結婚しないんです」子の代わりに婚活する親が増加中。本人たちが気づかない“3つの大問題”
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。個別婚活相談や結婚相談所のセミナー講師をしながら、これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきました。
かつて髪はボサボサで化粧もしない「完全なる非モテ」だった筆者。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の“もったいない”をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
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婚活を始める人が一番多い時期はいつかご存じですか? それは1月です。実家に帰省して、親からの小言で婚活を検討し始める人も多いのかもしれません。
親が子どもの結婚の心配をすること自体はごく普通だと思いますが、親向けに婚活の相談会を開催し、親が代理で入会手続きもできる結婚相談所があります。
親向けの結婚相談所は以前からありましたが、年々こうしたタイプの結婚相談所は増え、親経由で入会する人も増加傾向にあるそうです。大手結婚相談所の中にも親向けの相談会を開催していたり、親の勤務先の福利厚生で娘・息子を安く入会させられたりする結婚相談所もあります。
なぜ今、親向けの結婚相談所の利用が増えているのでしょうか。理由は2つあると思います。
ひとつはシニア世代のネット利用率上昇です。
30代ぐらいの子どもがいる親の年齢は60~70代前後であることが多いです。株式会社NTTドコモモバイル研究所の「データで読み解くモバイル利用トレンド 2022-2023―モバイル社会白書―」によると、2022年時点でシニア世代のスマートフォン所有率は、60代で9割を超え、70代でも7割です。
親世代もインターネットで情報収集ができる方が大半で、親向けの結婚相談所があるという情報を知る機会や、問い合わせも増えていると推測されます。
もう一つは、やはり親向けのほうが結婚相談所にとって集客しやすいからではないでしょうか。婚活する人は年々増えていますが、利用者が一番伸びているのはマッチングアプリで、結婚相談所利用者は“微増”です。そんな中でも結婚相談所の数は増え、集客は年々厳しくなっているのです。
自分が利用するために結婚相談所を選ぶ人より、子ども向けに結婚相談所を探している高齢者が、“審査”の目は厳しくないのです。




