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「娘が結婚しないんです」子の代わりに婚活する親が増加中。本人たちが気づかない“3つの大問題”

親に「入会させられた」人たちはほとんど結婚できていない

親からの一言がきっかけで自分の意思で婚活をスタートにして婚活を始めた人と、親が結婚相談所探しまでして結婚相談所に入会した人とでは、成果が大きく異なります。親経由で結婚相談所に入会した人は、ほとんどがその相談所で結婚ができていません。 高齢者と話しながら頭を抱える女性筆者も、親が手続きをして結婚相談所に入会したという人に何度か会ったことがあります。そのほとんどが数年ほどお金だけが出ていく幽霊会員で、在籍だけして婚活したつもり・婚活したふり、という人でした。プロフィール写真は当然、何年も前の写真です。 結婚相談所に登録さえすれば結婚できる、ぐらいに思って登録する人は珍しくありません。ですが自分の意思とお金で活動を始めた人は情報収集もしますし、「え? 私って人気ないのかな?」と気がついて、振り返って軌道修正しようとすることもあります。 でも、親から結婚相談所に入れられた人は「入会させられた」気分のままなのです。出会いの場にはたくさんのライバルがいます。やらされている感を持ちながら婚活している積極性のない人は、ライバルに負けるのです。本人は自分が比較検討されていることにすら気がついていないことも多々ですが。

子どもの心配をする親の「モンペ化」が加速する

私だって、未婚の時には親からの結婚しろという強い圧力を感じていました。程度の差はあれ、親が子どもの結婚を心配するのはどこでもあることでしょう。 ただ恋人と違って、結婚すれば相手の親も自分たちの親戚になります。干渉しすぎる親がいて、親と共依存関係にあるような相手と結婚したい人は、ほとんどいないのです。 スマートフォンの画面を見せて娘に説教をする母人によっては相手が親に婚活相談していると知っただけで引きますが、親向け結婚相談所は、親子が一緒に婚活をすることを全肯定します。アラフォーなのに親がお見合い写真撮影に同行するとか、デートプランを親に相談しているという話は聞いたことがありますが、それがおかしいと気が付くタイミングはないのでしょう。 自分が結婚するのだから、親に決めてもらうのではなく自分の頭で考えて決めなければいけないはず。なのに、親の顔色をうかがってしまうのです。親も自分の干渉が子どもの婚活の障害になるとは気づかず、干渉しすぎが加速します。
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親に相談するほど、結婚は遠ざかるのに
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