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広末涼子、恋多き女優の不倫純愛の本気が尊い。「子どもがかわいそう」はよけいなお世話

亀山早苗の恋愛時評> 次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

広末涼子、不倫で「無期限活動停止」相手シェフはおとがめなし

久々に大物女優の不倫という話題が炸裂(さくれつ)している。やってくれたのは文春砲。“被害者”は、広末涼子(42歳)である。不倫は犯罪ではないとはいえ、当事者は謹慎を余儀なくされるのが最近の既定路線である。 今回は、事務所が早々と当人に「厳重注意をした」とコメントを出したことで、おそらく第二、第三の矢が放たれるのではないかと推測していたら、やはりそうだった。お相手の人気レストランシェフ・鳥羽周作さん(45歳)との間でやりとりされた手紙や“交換日記”まで暴露されてしまったのだ。 sio 100年続く、店のはじまりそれを受けて、不倫を否定していたふたりも、それぞれに認めて謝罪した。広末涼子は「無期限活動停止」だという。鳥羽氏のほうは「自分には料理しかないから精進する」とコメントを出した。 第一報ですでにCMを下ろされ、映画のクランクインも延期となった女優。シェフはおとがめなし。職業や知名度の違い、イメージや影響力の強さの違いといえばそれまでだが、同じ立場で片方だけが仕事を奪われる理不尽さに、彼女には気の毒だという思いが先に立つ。

国民的アイドル「ヒロスエ」ゆえの生きづらかった日々

その昔、広末涼子は「ヒロスエ」と書かれることが多かった。中学生でデビューするやいなや国民的アイドルへと駆け上がり、「ヒロスエブーム」とまで言われた。今の時代には想像できないほどの熱狂ぶりだったのだ。自己推薦で早稲田大学に入学するも、連日テレビカメラが追い、学生たちに取り囲まれてとても通学できる状況ではなかったと記憶する。
広末涼子「MajiでKoiする5秒前」

広末涼子「MajiでKoiする5秒前」

その後、彼女はちょっと変わった「プッツン女優」として別の意味でも名を馳せた。都内のクラブで朝まで遊んだあと、なぜか千葉までタクシーを飛ばして4万円あまりを無賃乗車をしたという報道(『フライデー』2001年7月20日号)が出たり(のちに本人は支払ったと釈明)、記者会見で号泣したり。 若さゆえの情緒不安定だったのか、はたまた恋の苦悩だったのかはわからない。若くして芸能界にデビューした者の宿命のように、彼女もまた不自由さと大きなストレスを抱えて生きづらかったのではないだろうか。 WASABI  広末涼子 ジャン・レノ リュック・ベッソン23歳のときにモデルと結婚し、世間もまた「デキ婚」ではなく「授かり婚」と祝福した。その結婚は5年で破綻。 30歳のときに現夫・キャンドル・ジュン氏と結婚したときも、またも授かり婚で次男に恵まれる。当時、「キャンドルって誰?」と多くの人が思ったものだが、彼はキャンドルアーティストとして知る人ぞ知る有名人だったようだ。穏やかで、ヒロスエの心を癒やしてくれた。 その後の彼女は、第三子となる長女ももうけ、3人の子の母親となっても圧倒的な透明感のある女優として存在感を増していった。実際、夫には限りない愛と尊敬を抱いていると公言、’22年のベストマザー賞も受賞している。
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恋多き女優の純愛
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