舞さんの友人は学生時代の同級生ばかりで、社会人になってからプライベートで会う同僚はいたことがないそうです。業務で必要があればやりとりはするものの、その中でも「早めに相談して」「もっと進捗(しんちょく)報告して」と言われがち。

「これを相談してもいいのかな。でも自分で決めた方がいいのかな」と思い、疑問を明確に言語化できるようになってから相談しようとしてしまう舞さん。そんなところも「視野が狭い」と評されます。
舞さん、そろそろ変わらないと! 白黒思考をどうにかしなければ、彼女の望む結婚は難しいです。
舞さんにはまず職場での業務について、6~7割進んだところで進捗報告したり、60~70点でOKにするのを意識することから始めてもらいました。彼女が自身の白黒思考を直そうとするのに、親しくもない男性との出会いを通して成長するより、新卒から働いていて周囲からフィードバックももらえる職場で成長する方が、やりやすいと思ったのです。
それから時間はかかりましたが、舞さんは今年ついにご結婚されました。交際が始まってからも彼について「この人、別れた方がいいですか」「だめんずじゃないかな」と何度か相談されたのが懐かしいです。
舞さんのようなタイプの人は、自分は極端な受け取り方をする傾向があるという事実を、いったん受け入れましょう。そして、100%合う相手も100%合う出会い方もないことを知る。まずはそこからです。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
【関連記事】⇒
マッチングアプリの女性「ダメ写真」図鑑。いいねが増えても“結婚が遠のく”一枚とは?
【他の記事を読む】⇒
連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ
<文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt