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広末涼子の夫会見に違和感。女が勝負メイクで出かけるのは「心が壊れている」からではない

「ひょう変する」「自分自身を制御できない」「彼女が異常だ」と語る夫だが…

それにしても「語りすぎ」ではなかったか。率直や正直が美徳の人なのかもしれないが個人的には理解に苦しんだ。言葉を切り取ると真意が伝わらないとジュン氏は言うだろうが、全文を載せるスペースはない。だから切り取らざるを得ないのも事実。 たとえばこちらの言葉。 「彼女はいつもメークなんかしないし、美容だなんだってことも何も気にかけず、ひたすらに家事のことをしたり、子どもたちの学校行事や子どもの友人たちのお母さんたちとの仕事なんかに没頭していて、メークだとか香水なんか全然つけないんです。 でも、過度なプレッシャーがかかったりだとか、不条理なことに出くわしたりとかそうなってしまうと、濃い化粧をして派手な格好をして、眠ることができず、常に何かを書いていなければ心が収まらず、誰かに連絡をしたり、豹変(ひょうへん)してしまうんです」
これに付随して、記者からの、ラブレターについては知っていたのかという質問にはこう答えた。 「(手紙のことは)一部は知っていた。SOSじゃないかなと思った。自分自身を制御できない彼女が普通の精神でしますか。派手な格好して(夜に外へ)行きますか。(不倫は)以前にもあったが、相手方が彼女が異常だと思ってとどまってくれる人だった」

「女優・広末涼子を妻にする」覚悟はあったのだろうか

自分の妻を異常者扱いするのは、いったい、どういうことなのだろうか。たとえば映画やドラマの撮影に入って、役になりきらなければいけないときに精神的に不安定になると分析するならまだわかりやすいが、2年に1度はおかしくなるだの「心が壊れている」だのというのは、たとえ夫婦とはいえ口が過ぎるというものではないのだろうか。現在、自身で釈明できる立場にない妻には伝えることなく会見を開き、これだけ「女優・広末涼子」のプライバシーを暴露していいものだろうか。 あげく、彼女の事務所や広末の母親にも言及している。そこまでの権利が彼にあるのか。
何でもないときは「いい妻であり、いい母である」ことを強調していたし、あの頃に戻りたいとも涙ながらに語っていたが、そもそもジュン氏は「広末涼子を妻にした」のである。一般女性を妻にしたのではない。 芸人や役者に、「常識感覚」を求める風潮は強いが、そもそもある意味では常識外の仕事をしている人たちだ。常識という型にはまるのがむずかしい、才能をもった人間たちなのだ。それをも含めて、彼女をすべて受け止めるつもりで結婚したのではなかったか、その覚悟はあったのだろうか。
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女が勝負メイクと勝負服で愛しい男に会いに行く理由は…
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