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広末涼子の夫会見に違和感。女が勝負メイクで出かけるのは「心が壊れている」からではない

広末涼子は若いころの「反抗期」の後、自分を変えてきた

広末涼子「MajiでKoiする5秒前」

広末涼子「MajiでKoiする5秒前」

2019年のYahoo!インタビューで、広末涼子は、自分自身を変えてきたと話している。 《自分を好きになれるように、自分を変えていったほうが成功にはつながると思いますね。疲れることもあります。でも、人が好きだから大丈夫。人が好きじゃないとやっていけない仕事だと思います》(『私の人生、ハチャメチャですから――広末涼子が笑って語る「私はマリア様なんじゃないですか?」』より) 若いころのあれやこれやを「反抗期」だったと語ったあと、自分を客観的に見すえ、「世間」に合わせてきたところもあったのかもしれない。大人になり、母になり、一般のママ友とも触れあうことで、彼女は中学生時代から知ることのなかった芸能界以外の生活をこなせるにようになっていった。 そこには相当な努力もあったはずだ。同時に、無理がかかってもいたのだろう。

アーティスト夫の気持ちと女優妻の世界観とのすれ違いか

ヴァイオリン製作家の父をもち、クリスチャンの家庭に生まれたジュン氏。2001年に広島「世界聖なる音楽祭」で平和の火を捧げたことがきっかけとなり、世界の悲しみが生まれた場所にキャンドルを灯す旅、被災地や紛争地を巡って祈りを捧げる「Candle Odyssey」を開始したのだという。災害時の緊急支援や継続的な支援をおこなう一般社団法人LOVE FOR NIPPONの代表理事であり、一般社団法人日本キャンドル協会の専務理事でもあるジュン氏は、アーティストであると同時に社会活動家でもある。 彼の活動と、巷間言われている人柄を考えると、やはりとにかくストレートに自分の思いを伝えたいという気持ちが強いのだろう。だが、それが「女優の妻」の世界観や価値観とはすれ違っているかもしれないのだ。彼の思う「人はこうあるべき」が、万人に通用するとも限らない。そもそも演技をする仕事、他人になりきる仕事は「清濁併せのむ」のが原則ではなかろうか。 ジュン氏がとれる選択肢はいくつもあるが、ここは妻の願いを聞き入れることも考えることが必要だと個人的には思う。広末涼子は騒動の前から、ジュン氏に離婚を申し入れていたという。
<文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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