「お子様メニュー飽きる問題」を解決。子どもとファミレスを楽しむ“意外なアイディア”
ファミレスは、たのしい食育の宝庫。
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。
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今回は「ファミレス」を食育の視点から楽しむ方法を考えてみたいと思います。子どもが幼少期の頃はお子様メニューを頼んでいれば安心だったものの、何度か行くと飽きてしまい、子どもの成長につれて楽しめなくなってくるタイミングが訪れることでしょう。
でも実はそれ、もったいないことをしているかもしれません。最近のファミレスでは親がちょっぴり意識を持つだけで、楽しい学びの時間にすることが可能になっているのです。そうです、ファミレスは無理なく食育ができる魅力的な場所。
ここでは我が子(8歳・小学2年生)のデニーズでの実践エピソードをご紹介しながら、子どもと一緒に取り組みやすい食育ポイントをご案内していきたいと思います。一つでもやってみよう!という気持ちが芽生えてくだされば幸いです。
多くのファミレスでは趣向を凝らした食育パンフレットが存在します。
たとえば、デニーズでは、「デニャーズわくわくファイル」という、迷路やぬりえなどを楽しみながら食の学びを体験できる専用パンフレットがあります。リサイクルの仕組みやフードロスについて子どもが理解できるようなレベルになっていて、我が子は毎号楽しみに読むようになりました。
携帯動画を見せることが悪いとは思いませんが、注文したメニューを待っている間の5分をどう有意義に過ごすか? は一度見直してみてもよいかもしれません。
ファミレスという楽しい食シーンを、お箸やナイフ・フォークの使い方をマスターできる絶好の機会ととらえることができます。
友達と一緒であれば、なおさらやる気になるかもしれません。我が家では4歳頃からナイフとフォークを使う練習を重ねていますが、多様なメニューがそろうファミレスでは、サラダからデザートまで、幅広い応用力を養うことができました。
外食シーンにおいてカトラリーを美しく使えることは、日常生活の自信にもつながります。





