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実家が入居している“恐怖のマンション”。自殺の多さより怖い、現住人の母の一言とは

マンションが建つ前は大きな工場だった

その後、ちょっと調べてみたのですが、このマンションが建つ前は、かなり大きな工場であったことが判明しました。この辺りの地場産業を踏まえると、恐らくは火が使われていたのではないかと推測されます。 死太郎くんの言っていた燃えているイメージに繋がるうえに、過去に霊感のある友人からマンションに「黒い大きな人が覆いかぶさってるよね」と指摘されたことにもリンクします。 これはあくまで私なりの考察ですが、その工場で何か大きな事故があり、その後にあのマンションは建てられたのではなかろうか……?とはいえ、マンション自体のいわくと自殺の多さの関連性については不明のままです。 ただ、この一連の話の中で私が一番怖いと感じているのは、二度にわたる階段からの自殺の際に足場にされていた、隣のおばちゃんの家の外に設置されたゴミ箱が未だに現役で使われているということ。それ、捨てないんかーい! ……今日もきっとあそこの住人たちは、マンションの恐ろしさに気づくことなく淡々と生活しているのでしょう。 <文/もちづき千代子 イラスト/松井レナ>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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