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瀬戸内寂聴が85歳で48歳年下の既婚男性と恋に!性的なアグレッシブさにびっくり「こんな寂聴先生、知らなかった…」|辛酸なめ子

「私の言葉は金になるのよ」「私は紫式部と同じなのさ」

『瀬戸内寂聴 源氏物語の男君たち』アネック

『瀬戸内寂聴 源氏物語の男君たち』アネック

 かつての恋人、作家の小田仁二郎にも似ていたと書かれていますが、寂聴先生も母袋晃平さんのことが本当に好きだったようです。見た目だけでなく性格も……。 「なんであなたのこと好きかわかる?って言われたことがあるそうです。『群(むら)がってこないとこがいいのよ。グッズとかで商売にしようと思わない』って『そんな綺麗な生き方で生きていけるの』と心配されていました」  ピュアなイケメンは、百戦錬磨の作家の女性にとっては、癒しの存在だったのでしょう。寂聴先生のところには利権を求める人がたくさん寄ってきたようです。  いっぽうで、この小説には「私の言葉は金になるのよ」など、尼僧に言われたくないような率直な発言も収められています。他にも「私は紫式部と同じなのさ」など裏格言が満載です。寂聴先生の、聖と俗を自在に行き来するような姿も印象的でした。 「テレビを観て、ライバルの著名人が出てくると小鬼のように真っ赤になって怒ったり。85歳でもずっと思春期のように、感情の振幅が大きかったようです。仕事でも現役感ありありでしたね」

毎晩肉を食べ、性的にアグレッシブだった体力がすごい

 「鎧(よろい)を脱いだらどこまでも魅力的なお嬢様なのです」と、母袋晃平は小説の中で評しています。寂聴先生は女性としてもずっと現役で……その点もリスペクトを抱いたのですが、性的なアグレッシブさにも驚きました。  セックスレス率が高い日本で、シニア世代は性行為から遠ざかるものだと勝手に思っていましたが、肉をたくさん食べていらっしゃるからか先生の体力はすごいです。 「草食ってるよりツヤツヤしてましたね。毎晩肉を食べるので、晃平はこっそり吐いてたって言ってましたね」 J 延江浩 瀬戸内寂聴 何度か食事をして、ついに2人が深い関係になるシーンの出だしもインパクトありました。 –母袋が風呂から上がると灯りを消させ、彼女はアッパッパを脱いだ。「こっちへいらっしゃい」  アッパッパ、ゆるめのワンピースみたいなイメージでしょうか。 「尼僧っていうと袈裟や着物かと思ったら、アッパッパとかエルサイズのジャージが好きだったようです。ブラが座椅子の背もたれにかけてあると、『今夜もいたそう』というサインでした」
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48歳年上の女性に性的な欲求はわいてくるもの?
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