悪性リンパ腫と闘う姿を最期まで見守って…家族に癒しをくれた元野良猫の「うた」
天真爛漫な姿も愛おしい
「野良猫時代を思い出して食べてみたけど、おいしくなかったのかな?と思いました」
温厚で誰に対しても怒らないうたちゃんは、放っておけない魅力がある大切な家族になっていったのです。
眉間にできた腫れが「悪性リンパ腫」だった……
腫瘍は次第に、鼻腔を圧迫。うたちゃんは呼吸が苦しそうな姿を見せたこともありましたが、最期までお利口さんで、暴れず、自分の寝床で息を引き取りました。
「6歳とは、若すぎました。実はうたの亡くなる1ヶ月前、ウォルも同い年の6歳で亡くなりました。2匹を一度に失い、つらかったです」
ペットロスという言葉では決して片付けられないほどの悲しみを味わった、飼い主さん。心の中には、今もうたちゃんへの愛が溢れています。
「うたは、家族です。義父母も、うたに随分と癒やしてもらったことでしょう」
「ありがとう」という感謝をうたちゃんに贈り続けながら、愛犬・ちゆちゃんを愛でる飼い主さん。優しくお利口さんなうたちゃんは、天国から飼い主さんの幸せを願っていてくれるような気がします。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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