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道路脇でグッタリしていたお腹の大きな猫。9匹の子猫を育て上げた“現在の姿”に感動

我が子ではない赤ちゃん猫の母親にもなってくれた

 育猫中には、微笑ましい裏話も。実は飼い主さん、アメちゃんの出産後、動物病院の待合室で出会いから、臍の緒がついたまま保護された子猫(通称:チビッコ)を育てることに。 アメちゃん「アメちゃんが一緒に育ててくれるかも?と少し期待していました。もし、無理だったらミルクで育てようと思って、家に連れて帰ったんです」  帰宅後、チビッコちゃんを見せると、アメちゃんは匂いを嗅いで遠ざける仕草を見せたため、子育てを任せるのは難しいかもしれないと思いましたが、試しに、おっぱいに近づけてみると母乳を飲ませてくれたそう。  そして、その後、体重を測ろうとチビッコをスケールに乗せたところ、アメちゃんは驚くべき行動に! なんと、心配をし、チビッコちゃんを咥えて産室へ連れて行ったのです。 「一緒に育ててくれるんだなと、とても感動した忘れられない場面でした」

子猫を分け隔てなく育てるアメちゃんに感激

 それから、しばらく経った頃、またもや予想外の出来事が。自力では移動できないチビッコちゃんが、なぜか部屋の隅で転がっていることが多くなったのです。もしかして、アメちゃんは育児放棄してチビッコちゃんを隅に追い出したのだろうか……。飼い主さんはそんな不安を募らせましたが、その裏にはあまりにも優しい真相が。  実はチビッコちゃん、他の子猫たちとは2週間差の小さな体であったため、オッパイ争奪戦に勝てず、母乳が飲めていなかったよう。そのことに気づいたアメちゃんは部屋の隅にチビッコちゃんを連れて行き、ゆっくり母乳が飲めるようにしていたのです。
アメちゃん

チビッコちゃんに母乳を飲ませている時

「アメちゃん自身の子どもたちとは大きさも違いましたが、我が子と分け隔てなく育ててくれて、本当に感謝しています。この子も里親さんのおうちへ旅立ちました」
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子猫がみないなくなると、再び……?
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