育猫中には、微笑ましい裏話も。実は飼い主さん、アメちゃんの出産後、動物病院の待合室で出会いから、臍の緒がついたまま保護された子猫(通称:チビッコ)を育てることに。

「アメちゃんが一緒に育ててくれるかも?と少し期待していました。もし、無理だったらミルクで育てようと思って、家に連れて帰ったんです」
帰宅後、チビッコちゃんを見せると、アメちゃんは匂いを嗅いで遠ざける仕草を見せたため、子育てを任せるのは難しいかもしれないと思いましたが、試しに、おっぱいに近づけてみると母乳を飲ませてくれたそう。
そして、その後、体重を測ろうとチビッコをスケールに乗せたところ、アメちゃんは驚くべき行動に! なんと、心配をし、チビッコちゃんを咥えて産室へ連れて行ったのです。
「一緒に育ててくれるんだなと、とても感動した忘れられない場面でした」
それから、しばらく経った頃、またもや予想外の出来事が。自力では移動できないチビッコちゃんが、なぜか部屋の隅で転がっていることが多くなったのです。もしかして、アメちゃんは育児放棄してチビッコちゃんを隅に追い出したのだろうか……。飼い主さんはそんな不安を募らせましたが、その裏にはあまりにも優しい真相が。
実はチビッコちゃん、他の子猫たちとは2週間差の小さな体であったため、オッパイ争奪戦に勝てず、母乳が飲めていなかったよう。そのことに気づいたアメちゃんは部屋の隅にチビッコちゃんを連れて行き、ゆっくり母乳が飲めるようにしていたのです。

チビッコちゃんに母乳を飲ませている時
「アメちゃん自身の子どもたちとは大きさも違いましたが、我が子と分け隔てなく育ててくれて、本当に感謝しています。この子も里親さんのおうちへ旅立ちました」