Lifestyle

10万人がわざわざ訪れるロングセラーお菓子のイベント、ブーム火付け役となったきっかけは意外な存在

ブランドに対する強いこだわりと愛

さまざまなコラボが行われているが、これにもこだわりがある。 例えばマクドナルドはハッピーセットとコラボをしたが、これはギンビスが重視している「教育性」と通ずる部分があったからだ。 「たべっ子どうぶつ」はビスケットに英語が綴られていて、親子で楽しみながら学べる”親子のコミュニケーションビスケット”というコンセプトがあります。マクドナルドとのコラボのぬりえ&シールも本質は変わらないと考えています。 そして何より、「お客様にご満足いただけることが大事」と吉村さん。

株式会社ギンビス 営業本部 広報担当 吉村萌子さん

「商品のコンセプトや企業方針が合致しているかが第一段階になるのですが、企画がスタートしても色味や形がブランドイメージに沿わないようなものであれば断念せざるを得ないこともあります。 どうぶつたちのグッズも、パッケージのイラストでは後ろ姿までは分かりません。最初に3Dでグッズ化した際には少しだけ見えている部分からどういう形か想像して丸っこくてコロンとした形を作り、色味を調整するのが本当に大変だったと聞いています。もともとお菓子をご愛顧くださっている方のイメージを崩さないように再現しています。」 たべっ子どうぶつグッズ化に至るまでにも「たべっ子どうぶつ」への愛、そして「たべっ子どうぶつ」を愛している人全てへの感謝が感じられる。そして、今後も「お客様ファースト」は変わらない。

100周年に向けて

「ブランドの担当者がよく言っているのは、お菓子にしてもグッズにしてもお客様の想いに応えられる商品を作っていきたいということです。弊社としては93周年を迎え、今後100周年に向かっているところですので、お客様に変わらず安心・安全で楽しんでいただける、夢を届けられるお菓子やグッズ、イベントを提供していきたいと考えております。」 日本のみならず、世界中で愛される「たべっ子どうぶつ」。これからの展開からも目が離せない。 <取材・文/ふくだりょうこ>
ふくだりょうこ
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ
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