人形の首がギギギ……恐怖!真夜中、凝視してくる日本人形との思い出
みなさんは、「金縛り」に遭遇したことはありますか?
金縛りとは、就寝中、意識がはっきりしている状態であるものの、身体を思うように動かせなくなってしまう症状のこと。
古くから「金縛り」は、「霊」の仕業とも言われています。
真夜中に、金縛りに遭うとドキッとするものですよね。
本記事では、実際に筆者が経験した恐怖の金縛り、日本人形の怪奇現象について紹介します。
昔、家には美しい姿をした女性の日本人形と「馬」の形をした人形もあり、一緒にガラスケースにしまって飾っていました。
その人形は、私の頭側にあるタンスの上に飾っていたのですが、あれは私が7~8歳のころでしょうか。
深夜、急に寝苦しくなり、私は突然目が覚めました。目を開けた途端、金縛りにかかっていて体が動かないことに気づいたのです。恐怖のあまり、冷や汗がびっしり。時計を見ると、夜中の2時でした。
ふと真上を見ると、頭上にある日本人形の首が、突然90度ガクッと曲がり私の顔をジーーっと直視。恐怖のあまり、違う方向を向きたいのに金縛りで体が動きません。
人形と目を合わせないためには、目を閉じる(金縛りで唯一動くのが、瞼のみ)しか他ありませんでした。
その後も、何度か目をチラチラ開けながら人形の目を確認したのですが、その人形はずっと私を凝視。
目は黒目がちな人形なので、直視されるととても恐怖を感じました。やがて、しばらくすると腕のみ動くようになったので、布団で顔を隠すことに。
しかし、人形の動きは気になっていたので、何度も布団を動かしつつ様子を確認。
人形は、相変わらずこっちを見つめたまま。もしかしたら首の部分が折れているのかもしれないと思い、私は朝起きてから「首の部分」を確認することに決めたのです。
やがて朝方4時頃に、人形の首はゆっくり「ギギギ……」と上に上がっていきました。人形の首が上がったころには、私の金縛りも解けていました。曲がったはずの首が、自分の力で上に上がったことに、「やはり幽霊の仕業なのだろうか?」と恐怖で背筋が凍りました。
「日本人形」の首が突然……
黒目がちな人形が凝視
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