Fashion
Lifestyle

60代・おひとりさまの“ご機嫌に過ごす”コツ。「年相応より、自分相応」

 61歳で始めたYouTubeチャンネル「Mimi’s life」がいまや登録者数5.7万人にまで成長したYouTuber、Mimiさん(63歳)。
Mimiさん

Mimiさん。『Mimi’s life MAGAZINE』(扶桑社ムック)より(以下、同じ)

 プチプラな洋服もおしゃれに着こなし、自分らしい前向きな生き方が同世代から支持を受けています。  2023年9月26日に、2冊目の著書『Mimi’s life MAGAZINE』が発売されたMimiさんに自著への想い、そして63歳の今だからこそ分かることを聞いてみました。

時代に合った手の届きやすいおしゃれを提案

Mimiさんお気に入りのセーラーカラーのブラウスを使ったコーデ――今回発売された2冊目の著書『Mimi’s life MAGAZINE』は、どんな想いで作られましたか? Mimi:1冊目の『60代ひとり暮らし明るく楽しく生きる術。』のときより、さらに一年、YouTubeをやって気がついたことを盛り込みました。  YouTubeでも人気のあるプチプラのコーディネートも、「こういうところに気をつけたらいいよ」なんてアドバイスも入れて、時代に合った手の届くおしゃれを提案しています。読み物も充実していて、愛猫・茶太郎のことや母の介護や看取り、好きな本、老いについてなど、自分の経験をもとに綴りました。 ――この本で特に気に入ってるコーデはありますか? Mimi:表紙になったコーディネートの、セーラーカラーのブラウスは好きですね。赤いチェックのスカートを取り入れたコーデも好きです。

「年相応」より「自分相応」

赤いチェックのスカートを使ったコーデ――チェックのスカート、可愛いですよね! 本の中にあった「年相応より自分相応」というキーワードが印象に残っています。 Mimi:還暦が見えてきたあたりで『もうおばあちゃんだし』『そろそろおしゃれを追いかけるのを卒業かも』と思ったことがあります。私の母の年代だとシニアは黒とかグレーばかり着ていましたから。  でも『動画を見て、また新しい服が着たくなりました』なんて言われると、本当にうれしいです。見てくれている人と励ましてあえている気がするんです。 ――アメリカに住んでいた時期もあるそうですが、その時おしゃれはどんな感じでしたか? Mimi:パリなどのヨーロッパへ行っていたら違っていたかもしれないですけど、30代でアメリカにいる間はファッションには興味があまりなかったんです。  サンフランシスコの大きな古着屋さんとかは面白かったのですが、デパートへ行っても欲しいものはあまりありませんでしたね。日本へ帰ってきた頃からおしゃれを思い出して、コムサイズムみたいなトラッドで落ち着いた感じが好きになりました。
次のページ 
スカーフはコーデに変化がつけられるので重宝
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ