きな粉は、ダイエットにも役立つことも分かっています。さまざまな作用がありますが、今回は腸内細菌に関わるダイエット効果を見てみましょう。
アメリカで行われた研究では「人の腸内に住んでいる細菌の種類」と「体脂肪や血糖値」などとの関係が報告されています。その結果、
腸内に酪酸菌(らくさんきん)と呼ばれる細菌が多い人ほど、
・体脂肪が付きにくく
・血糖値が安定する
可能性が高いことが判明したのです(※3)。

もし血糖値が安定しないと、痩せにくい体になり、日中に眠くなり、イライラしやすくなったりなど、良いことがありません……! もちろん、二型糖尿病の予防のためにも、気をつけたいですよね。
そして先ほど、きな粉には腸内細菌の数を増やすために優れた成分が含まれているとお伝えしましたが、
特に酪酸菌を増やすことができるのです!
きな粉は、基本的に便秘に効果的で、ダイエットに役立つ作用もあると分かりました。その他、肌荒れを予防する効果もあったりします。
では、実際にどれくらい食べれば効果があるのか? ズバリ言うと……
1日に大さじ1~2杯を推奨します! 重さにすると、6~12g程度でしょうか。
というのも、きな粉には反栄養素と呼ばれる成分もわりと多く含まれています。反栄養素とは、特定の栄養素の吸収を妨げる作用がある成分のこと。なんだか難しそうな感じですが、食べ過ぎには気をつけたい! ということです(笑)。
ただ、この反栄養素は健康にメリットもあるので、結局はバランスが大切になります。適度に取り入れていきましょう!