「稼いでも不安…」将来が心配で婚活した34歳女性。女子アナ系偽装でプロポーズを受けても心が苦しい理由とは
一生懸命に仕事をして、お金を貯めて、自分で自分を養う。結婚の予定も、仕事が続く保障もない。わき出る不安をかき消すように、仕事をしてお金を貯めてのエンドレス。
『稼いだら幸せになれると思ってた』(はちみつコミックエッセイ オーバーラップ)を読み、私は「わかる!」と涙しつつ本を抱きしめてしまいました。著者の福々ちえさんの体験記として描かれた、人生の目的を問いただした一冊です。
子供の頃からの夢を叶え、大好きなイラストを描いて過ごす日々。仕事は途切れず、平穏無事な生活。30代、独身、フリーランス。幸せなはずなのに、ふと不安がおしよせる。なぜなら、未来が見えないから。見えない未来の保障になってくれるのは、お金しかない。そう考えてしまうのは、福々さんだけではないはず。
私達は、本当にお金が必要だからお金を貯めているのでしょうか。いったいいくら貯めたら幸せになれるのか、福々さんは疑問を持つのです。
私、どうして節約しているの?
