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“シングルマザーで現役大学生”忙しすぎる料理研究家の時短術「チキン南蛮は揚げなくてもできる」

 アイデア満載でつくりやすいメニューが人気のみきママさん。現在は大学1年生の長男、高校1年生の次男、小学生の長女を育てながら、自身も管理栄養士を目指し、大学に通っていると言います。  今年の春には離婚してシングルマザーとなったみきママさんが忙しい毎日をどう乗り越えているのか。そして大人になってからの“学び直し”の楽しさや大変さをどう感じているのか。  いつもエネルギッシュなみきママさんの原動力についてたずねました。
『みきママのゆるメシ』

『みきママのゆるメシ』

 本記事は『みきママのゆるメシ』より一部抜粋してお届けします。

自分で学費を払っているから、勉強も真剣そのもの

――現在、仕事のかたわら管理栄養士の資格取得を目指して大学に通われているそうですね。 みきママ:今、大学2年生です。大人になってからの学び直しって、めっちゃ楽しいですよ。若い頃とは違って、自分が行きたくて行ってるわけだし、学費も自分で払っているから真剣。  同級生は20歳くらいの若い子ばかりだから、「負けたくない!」という意地もあります。本気でやるから楽しいんですよね。  若い同級生から刺激を受けることもたくさんありますよ。流行りの服を教えてもらって、「私も帰りにGUに買いに行こう!」って思ったり(笑)。  みんな若くてお肌がピチピチだから、自分もなるべくキレイにしていこうと思えますし。

学び直しを決めた“きっかけ”とは

『みきママのゆるメシ』――再入学を決めたきっかけは何だったのでしょうか。 みきママ:もう10年以上前から考えていたんです。  料理の仕事を始めてから、自分なりに知識をつけてきたつもりだけど、管理栄養士の資格を持っていないとメディアに出ても栄養や食材の効能については話せない。それが悔しくて。  子どもが成長して前ほど手がかからなくなったので、「私自身の気力と体力がある今が最後のチャンス」と思って、入学を決意しました。 ――とはいえ、働きながらの受験は大変だったのでは? みきママ:半年間、必死で勉強しました。栄養学の学部は理系の勉強が必須なんです。  私はもともと文系だったので、物理も化学もちゃんと勉強するのは初めて。塾には行かず、無料で見られるYouTubeの動画で中学1年生の課程からやり直しました。  英語や小論文は息子に添削してもらって、ときどき「論点ずれてるよ」と指摘されたりして。実は2校受験したうちの1校は落ちているんです。 「次は絶対に落ちるわけにはいかない!」と、次の試験までの1週間はそれまで以上に死ぬ気でやりましたね。
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時間のない毎日から生まれたのが「ゆるメシ」
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