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ドン引き…下品すぎる害悪オヤジからご機嫌で話しかけられた理由

下品な行動を見られた元同僚の反応は?

ベンチに座る女性の後ろ姿Aさん本人は、痰を吐いたことも無意識のようで、佐藤さんに気づいて笑顔で近寄ってきました。やや衰えたものの、久しぶりに見るAさんのイケメンっぷりは健在でしたが、さっきのガラの悪い「カーッ!ペッ!」が頭に焼き付いて離れなかったそうです。 「わたしを見つけて、懐かしそうに歩み寄ってきてくれたのは嬉しかったのですが、ついさっき道に痰を吐いた口で話しかけられるのがなんだか嫌で、苦笑いになってしまいました」 少し立ち話をして近況を話していると、イケメンのAさんにまつわるあれこれも思い出した佐藤さん。

期待を裏切らない残念さ、に苦笑

「近くで話すと、すごく猫背で、なんかセカセカしてるんですよね。そういえば昔、Aさんに告白された友達がなぜかお付き合いを断ったので理由を聞いたら、イケメンなのに猫背で貧乏ゆすりがひどいし、仕草が下品って言っていたような…と思い出しました」 誰かと待ち合わせしていたようで、5分ほど話してその場を去った佐藤さん。 突然の再会と、痰を吐くインパクトにあまりに驚いたので、すぐに昔の同僚に連絡したそうです。 「再会の状況を話すと『登場の仕方といい、その下品さといい、期待を裏切らない残念さでウケる』と返信がきました。わたしは仕事であまり関わらなかったのですが、昔からそういう残念要素はあったのですね。Aさんと再会したときはなんだか不快でしたが、友人と話して笑いに変わってよかったです」 「なぜこのタイミングで?」という突然の再会は嬉しいハプニングですが、予測ができないからこそ日ごろの行動が出てしまうようです。 誰も見ていないと思っても、見られているものですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
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