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「私って親の言いなり?」進学先は全て親が指定。幼少期からの“困り”を題材にした話題の漫画に共感の嵐

漫画を描いて気持ちの整理がついた

――ご自身の経験を漫画にしようと思った経緯を教えてください。 自我野:モヤモヤした気持ちの落としどころを見つけたかったからです。私は口頭で説明することが苦手で、フラストレーションを溜めがちなのですが、漫画にする一手間を加えてまで伝わらなかったら、諦めがつくかなと。 ――実際に書いてみてどうでしたか? 自我野:気持ちの整理はつきましたね。起きてしまったことは変わらないので、決してすっきりした訳ではないんですが、ひと段落ついたような感じです。

「私のような人間が存在している世界であってほしい」

――昨今のSNSマンガは比較的ポジティブな作品が多い印象です。そのなかでこういったものを発表し続けるのはなぜですか? 自我野:「私みたいな人が出てくるもの」や「自分にとって意味がわかるもの」を世の中に増やしたかったからかもしれません。世の中のポジティブな作品の中には、私みたいな人が出てこなかったり、出てきたとしてもモブだったり悪役だったりして、そもそも存在を許されていない気がして。 そう言った作品って私向けじゃないのかもしれないけど、ちょっと寂しいですし、世の中にはいろんな人がいるので、やっぱり私のような人間が存在している世界であってほしい。 「自分にとって意味がわかるもの」というのは、短いフレーズでなんかいい感じのことを言うような名言・格言系の言葉もそういうものとして素敵だとは思うんですが、「どういうことなんだろう?」って疑問に思うことがままあるので、自分に理解できる言葉で詳しく説明できたらいいなと思ったんです。 <取材・文/瑞姫>
瑞姫
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。 Twitter:@mizuki32k
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