NHK大河『光る君へ』、“女を品定めする”38歳芸人と33歳LDH俳優らの生々しい会話が引き金に。恋の揺らぎが加速した第7回
躍動する男たち、ときめく姫君
そんな中、道長や、藤原斉信(金田哲)、藤原公任(町田啓太)、藤原行成(渡辺大知)が打毬の試合に出ることになった。斉信は和歌の集いの姫たちに招待状を出しており、にわかに姫たちも浮足立つ。今でいう合コンのひとつか。
もちろん、まひろのところにも届いていたが、道長がいるため行くつもりはなかった。
が、直前に赴くことを決める。恋する女性の心はゆらゆらとしているものだ。
試合には急に来られなくなった行成に代わり、直秀の姿があり驚くが、試合中は道長から目を離せないまひろ。勝手にマルチアングルをしてしまう状態だ。
それはほかの姫たちも同じだ。倫子(黒木華)も誰かに熱い視線を送っている。
男性側も見せ場があると意中の姫に目配せをしたり……。
が、まひろは道長の熱い視線を感じつつも、倫子の飼い猫・小麻呂をあやしながら、目をそらし続ける。
猫もかわいいが、本当に観たいのは道長でしょうに……。
男たちの秘密の話に肩を落とす
打毬の試合のあと、突然降り出した雨。突然、小麻呂が逃げ出し、倫子に代わり、まひろが追いかける。迷い込んだ先は道長たちの控室。公任や斉信が、今日来ていた姫たちを品定めしていた。斉信はききょうが気にいっているよう。まひろについては「地味でつまらない」と一蹴。姫たちがいない場所だからこそ話せているのだろうが、まあ、なかなかにひどい。
彼らの話を聞いてしまっているまひろの表情にも動揺の色が浮かぶ。
さらにそんな品定めよりも、まひろを絶望させる言葉が公任から飛び出す。
「恋とか愛とかじゃないんだ」「女こそ身分が大事」彼らにとって、女性は出世のための道具で、身分の高い女性と結婚をし、姫を生み、入内させることがベスト。
そして、道長に同意を求める公任。道長は話をよく聞いておらず「ん?」と聞き返すが、まひろにはおそらく肯定の返事に聞こえたのだろう。その場から逃げるように雨の中を走り出す。その姿を見ていたのは直秀だけだった。
少し良い方向に向いたと思ったら、それ以上に悪い方向へ向かう出来事が起こってしまうまひろと道長。運命がふたりの邪魔をしているのか……。
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