――これまでにマイナス10kgのダイエットをされたとのことですが、それはいつ頃ですか？ CUCAさん：STU48に所属していた頃、運営の方からグループ全体に向けて「痩せたほうがいい」「歯並びもなおした方がいい」とアドバイスがあって、ダイエットと歯列矯正をしました。 元々痩せ型で152cm42kgだったんですけど、36～37kgまで痩せました。ですが、その後、握手会やアイドル活動がうまくいかなくて、ストレスとかいろいろなものが重なって過食症になってしまって。48～49kgまで太っちゃったんですね。そのあとで、メンタルを取り戻して、過食症を改善して、一番太っていた時からマイナス10kgで、38kgになりました。 ――二重以外の整形をしたのはSTU48を卒業した後とのことですが、きっかけはなんだったんでしょうか？ CUCAさん：恥ずかしいんですけど、STU48に入るまではクラスで3番目くらいにかわいいと思っていて、自分に自信があったんです。でも、グループに入った瞬間、周りにかわいい子が多すぎて「ヤバイ！」と思ってメイクや、ダイエットを頑張るようになったんです。 でも、握手会で人気を比べられたり、選抜に入れなかったり……というのが重なって、周りと比べることが多くなっていくうちに「すべては顔のせいだ」って考えるようになっちゃったんです。 どれだけダイエットや垢抜けを頑張っても、理想の自分にはなれなさそうだなって。それで「STU48を卒業して、成人したら整形しよう」と決めて、卒業してから一気に整形しました。 ――アイドルという職業柄仕方ない部分ではありますが、順位がつけられて比べられるのは結構キツそうです。 CUCAさん：そうですね、あとこれは私の独特の考えだと思うんですけど、元の顔が“ナメられやすい顔”だと感じることが多くて。「全ては顔のせいだ」「ナメられやすい顔だからうまくいかないんだ」みたいな。その上、当時、YouTuberのRちゃんが好きだったので、かっこよくてキレイな顔に憧れていたんですが、自分の顔の系統と目標が全然違うのでメイクだけではどうにもならない。「ナメられない顔になりたい」と思って整形したというのも大きいです。 ――「ナメられない顔になりたい」と思うようになったということは「ナメられてるな」と思うような経験があったからでしょうか。 CUCAさん：当時の私がまだ子どもだったこともあるかもしれないのですが、ファンの方から“お金を使ってあげている”みたいな姿勢をされるのがすごく嫌だったんですよね。あんまり人気も出ないし、「ファンの人にナメられてるから結果が出ないんだ」みたいなふうに勝手に思いこんでしまっていました。 というのも、グループで人気のある子はナメられていないように見えたんです。被害妄想というか、そういう思考がずっとあって、それで「ナメられない顔になりたい」と思うようになりました。 ＜取材・文／瑞姫＞