『ラヴィット』大反響の“通訳さん”を直撃!実はスゴい人だった「韓国でも話題になって…」
韓国語を身に着けたのは大人になってから
――名言っぽくも聞こえる不思議(笑)。親御さんのことはどうやって説得したのでしょう。
みょんふぁ:高校一年生からピアノを始めて、演劇ではなく音楽学科に進学しました。演劇より音楽の方が心証が良かったみたいで(笑)。
とにかく入学して、後は阪芸(大阪芸大の略称)の中で演劇の人に出会ってそっちの道に進もうと目論(もくろ)んだんです。
なぜか劇団☆新感線(旗揚げメンバーは大阪芸大生が中心)ではなくて、劇団そとばこまちのオーディションを受けて入団したのですが、大学の卒業が危うくなったので一年半で辞めることになってしまいました。
――そこからしばらくは演劇から遠ざかってしまったのでしょうか。
みょんふぁ:そうですね。そのまま演劇界には戻らずに24歳の時に結婚して兵庫県に引っ越したのですが、そのタイミングで『FMわぃわぃ』という多文化・多言語コミュニティ放送局の立ち上げに携わることになったのです。
そこで在日の方のための生活情報番組のパーソナリティを担当することになり、韓国語を少しずつ勉強し始めました。
――仕事を通じて韓国語を身に着けたんですね。それ以降は主にどういった仕事を?
みょんふぁ:主婦をやりながら司会業を中心に活動していました。でも、その三年後には離婚して、ニュージーランドに一年ほど渡ることになったんです。
いきなりニュージーランドに飛んだワケ
――いきなりニュージーランド?!いったいどういう流れでそうなったのですか? みょんふぁ:現地でフリースクールに通う日本人の子どもたちと舞台をつくるから手伝わないか?と声を掛けられたんです。 50人くらいの学生たちと共同生活をしながら、一年かけて『男はつらいよ』のミュージカルを創作しました。もちろん非営利です。 初めて舞台のまとめ役として演出や広報活動まで担ったのですが、オークランドで一番大きな劇場を満員にすることができたんです。 ――す、すごい……!お客さんは知り合いやキャストの家族だけではなく? みょんふぁ:はい。実は公演日の三ヶ月くらい前から『WHO IS TORA?』と書かれたハイエースを映画の音楽をかけながら走らせて、私がさらしに法被(はっぴ)姿で和太鼓を叩いて逃げるというゲリラ宣伝をしていました(笑) ――宣伝方法が破天荒すぎる! みょんふぁ:でも一ケ月半くらい経つと、地元でだんだん話題になってきて、見事に動員につながりました。私にとって、この舞台の成功は大きな転機になったと思います。 ――『ラヴィット!』で見たみょんふぁさんの片鱗を感じさせるエピソードでした(笑)。その後はニュージーランドには留まらずに帰国されたのですか? みょんふぁ:はい。向こうで『日本の女優・みょんふぁ』としてやっていくこともできたんですけど、やっぱり日本で演劇をやりたい気持ちが強くなりまして。 あれだけ反対していた家族も『何をやっても誰かを傷つけることにはなるんだから、やっちゃえよ』と背中を押してくれました。 そしてついに、上京になります。折しも『冬ソナ』で韓流ブームの時期ですね。ヨギソダイブ! https://t.co/189xKT38ei
— TBS『ラヴィット!』 (@tbs_loveit) January 23, 2024
[みょんふぁさん出演情報]
みょんみょんの体で覚える韓国語レッスン 随時
映画『レンタル×ファミリー』阪本武仁監督 2024年3月6日(水)配信スタートAmazon, U-next 他
映画『渇愛の果て』有田あん監督 2024年5月18日(土)新宿K's cinemaより全国順次公開
舞台 ワンツーワークス主催『GOTT』2024年7月 @下北沢駅前劇にて(予定)


