
黒猫の禄くん(左)
よもぎちゃんを迎えた後、旦那さんは自ら、禄くんという新入り猫をお迎え。母性が強いよもぎちゃんは禄くんを猫かわいがりし、体や頭を頻繁に毛づくろい。そのため、禄くんの体は、常にどこか濡れています。
「よもぎは保護時、触らせてくれないほど警戒心が強かったけれど、完全にお家猫の性格になりました。お手やおかわりだけじゃなく、人間の行動を観察して扉も開ける賢い子。知的な姿を見ると、必死に生きてきたんだろうなとも思います」
1匹の猫との出会いで「自分にもできる猫助け」があると知った

朝起きると、ドリルのような勢いで顔にスリスリしてくれるところ、家族以外にはクールなところなど、一緒に過ごす中で知った、よもぎちゃんのかわいさは無限大。
世間一般では「ハンデ」と表現される左目も飼い主さんにとっては、唯一無二のチャームポイントです。
「トトの耳も聞こえませんが、本ニャンたちは気にしておらず、できないところを補って他の部分が成長している。見た目や大変さなどで差別をしているのは、人だけだなと思わされます」

そう語る飼い主さんは自身のハンドメイドで得た売り上げを保護活動に費やしたり、預かりボランティアをしたりと、ロードキルを防ぐためにも野良猫が減るよう、活動中。
「よもぎと出会ったことで、可哀想だと思いながらも野良猫を見過ごすことを辞めました。私にもできることがあると気づけたし、子どもたちからも『猫のことをしている時は楽しそうだね』と言われます」

私でもできたから、今踏み出せないでいる方も自分にできる小さな猫助けを考えてくれたら嬉しい。そう語る飼い主さんは自分たちを助けてくれた多くの人への感謝を抱きつつ、これからも3ニャンを愛でていきます。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291