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「平成を抱いた男」木村拓哉の主演した連ドラは何作品? 演じた職業の肩書きの数や幅の広さで右に出るものはいない!

型破りな検事を演じたリーガルドラマ

『ロンバケ』が恋愛ドラマの金字塔なら、お仕事ドラマの金字塔とも言えるのが『HERO』でしょう。 第1シリーズは平均視聴率34.3%というモンスター級の記録を叩き出しており、これはフジテレビの月9枠における歴代1位の記録となっているのです。 『HERO』は、元ヤンで高校中退という経歴ながら司法試験をクリアした型破りな検事を木村さんが演じ、バディとなる生真面目な検察事務官を松たか子さんが演じており、コンビで事件の真相を突き止めていくというリーガルエンタテインメント。 それまで弁護士が主人公のドラマは数多くあれど、当時はまだ検事という仕事がフィーチャーされることが非常に珍しく、リーガルものの新境地を開拓した作品でもあったのです。 余談ですが、主人公とバディによる恋愛要素があったものの、その後の劇場版などでも恋の行方があいまいなままになっており、恋愛物語としては未完の状態。ぜひ続編で恋の決着をつけてもらいたいものです。

総理大臣やアンドロイドまで演じた!

ピアニストを演じた『ロンバケ』や検事を演じた『HERO』が社会現象化したこともあり、彼の新作は常に“木村拓哉がなんの職業を演じるか?”も注目を集めていました。 『ビューティフルライフ』では美容師、『GOOD LUCK!!』ではパイロット、『プライド』ではアイスホッケー選手、『MR.BRAIN』では脳科学者、『A LIFE~愛しき人~』では外科医、『BG~身辺警護人~』ではボディガードなど、木村さんの“職歴”は実に多彩。 なかでも『CHANGE』では内閣総理大臣という一国の長を演じ、『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』ではアンドロイドと“人外”を演じた経験もあり、演じた肩書きの数や幅の広さで右に出るものはいないでしょう。 「平成を抱いた男」の異名は伊達ではありません。

最新作はスリリングな逃亡劇で魅せる

現在放送中の『Believe-君にかける橋-』も終盤戦に突入しています。 木村さんが演じる主人公は、大手ゼネコンの土木設計部長だったものの、設計を手掛けた橋の建設中に大規模な崩落事故が発生。設計ミスが原因ではなかったにもかかわらず、社長に懇願された狩山は会社を守るために真相を隠ぺい。全責任を被り、実刑を喰らってしまうのです。 けれど天海祐希さん演じる妻ががんを患い余命宣告されていることを知り、無実の罪を晴らすために刑務所から脱獄して……というスリリングなストーリーが展開されています。 ――「平成を抱いた男」は令和でも主演俳優としてまだまだ第一線を突っ走っています。最終回が迫る『Believe』も期待して最後まで見届けていきましょう。 <文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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