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「嫌いな女子アナ上位」常連だった元ぶりっこ女子アナが“俳優としてサマになってる”ワケ

“良い気分”の俳優人生

 そう、『ギークス』で田中みな実が白衣をまとう意味とは、彼女の演技が本質的に無色透明な俳優としてのスタートラインに立ったということではないかと思うのだ。これで完全に俳優一筋で生きていけるサインでもある。  役柄に合わせたビジュアルのイメージでしかないはずなのに、本人の気概をひしひしと感じさせる。田中みな実は、それだけ力強く、繊細で、表現力豊かな俳優になった。  第1話でいつものように居酒屋で、3人でしっぽり飲んでいると電話が。相手は娘。電話口でしっかりした口調の娘の話では、ます美の夫が他に相手を作ったらしい。『あなたがしてくれなくても』では主要登場人物の内、唯一、不倫の道にハズレなかった役を演じた田中が、今度は不倫される側という。  居酒屋の外に出て電話するます美の目の前には、「良好気分」で「I I Ki Bun」と店名の読み方が書かれた看板が意味ありげに写り込んでいる。娘から「見栄張ってるんでしょ」と痛烈な指摘を受けて、「アハハハ」とから元気に笑うます美役の田中みな実を見て、“良い気分”の俳優人生を歩んでるんだなと思った。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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