そこから春菜さんとお母さんは鬼のように真人さんを問い詰めたそう。
「結局は、
私と付き合い始めてからも真人はマッチングアプリをやめておらず、何人かの女性とデートをしていたそうなんです。だけど決まった浮気相手はいなかったと主張していましたが……もう何を言われても信じられませんよね」
そしてお母さんに「そんな無責任な気持ちで結婚なんてするな!」と叱られてうなだれている真人さんの姿を見ているうちに「
もしお母さんが真人の浮気現場に突撃してくれてなかったら、今ごろ私はまだ騙され続けていたのかも」と怖くなりました。
「真人が『とにかく離婚届を書くのは一旦待ってくれ。今は気が高ぶっているから後日冷静になって話し合おう』と言ってきかないので、『
はぁ? お前の最低な裏切りが私を冷静じゃなくさせているの分かってる? 偉そうに私に指図するなよ』と私もキレてしまい……母親に引きずられるようにして実家に帰りました」
ちなみに春菜さんのお母さんは、普段は全く暴力的ではない温厚な人なんだそう。
「そして何度か話し合いを重ねて、ようやく離婚することができました。そんなに女遊びがしたいなら早く離婚して好きにやりたい放題やればいいのに、なぜあんなに渋るのか最後まで謎でしたね」とため息をつく春菜さんなのでした。
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<文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
@skippop