「30~40代でこの服はイタい」と避ける人が、逆に老け見えしやすい理由。“おばさん”を受け入れたらラクになる
似合う服、好きな服、周りから浮かない服、シチュエーションに合った服。30~40代になると考えることが多すぎて、おしゃれ迷子になりがちですよね。そんな時にとどめを刺すのが「30~40代でそのファッションは痛い」問題。
ただでさえ着る服で悩むのに、痛くない服にしなければならないと考えると、着る服がもはやなくなりそうです。そんな迷える30~40代女性の「痛くない服選び」について、marie(@marie.138_)さんに取材。ファッションマインドコンサルをしているmarieさんは、“似合わないけれど大好きな服”を選び続けたら、4年で別人のように大変身。SNSに投稿した、ビフォーアフターの写真が話題になりました。
「いくつになっても、好きな服を着ればいいんです!」と語るmarieさんは、この問題をどう斬るのでしょうか?!
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――30~40代女性の場合、思い込みや似合う似合わない以外に、「痛いファッションを避けたい」という気持ちも強いと思います。ノースリーブやフリル、花柄、ショートパンツなどを、年齢を気にして避けている人も多いはず。“痛いファッション”にならないためにはどうすればいいのでしょうか。
marieさん(以下、marie)「30~40代以上の女性がノースリーブやショートパンツを痛くなく着こなす方法やテクニックは、たくさんの専門家が雑誌やSNSで教えてくれています。ですので、私はマインドの部分でお伝えしたいと思います。
『痛い格好をしたくない』と思う方は実際に多いですが、私がそのような方にお伝えしているのは、『痛くてもいいじゃないですか』ということです」
――いっそ開き直ってしまう、ということでしょうか?
marie「年齢を重ねると、痛く思われないように行動しますよね。服装も『痛くない』『おばさんっぽく見えない』を基準に選びがちです。
でも皆さん、自分が10代の頃、若さが最強の武器だったときを思い出してみてください(笑)。10代の頃って、30代も40代も50代も、ひとくくりでみんな『おばさん』と思っていませんでしたか? あの人は30代でその人は40代……なんていう風に、他人のことを細かくは見ていなかったですよね。30代を過ぎれば、みんなおばさん。そう思っていた感覚、心当たりがあると思います」
――(笑)。たしかに、若者から見ると何を着てようが関係なく、ひとくくりでおばさんですね。
marie「そんな中で私たちが痛いか痛くないかを気にしたところで、彼らにとっては『無難な服のおばさん』と『派手な服のおばさん』の差でしかありません。
30歳を過ぎたらおばさんって呼ばれる年齢だし、単に『おばさん』というだけで痛いと感じられてしまうのも仕方ないこと。でもそれを自覚して、『おばさんでいいじゃない』って思うことが大事だと思います。
年相応な格好をしたからって、若くなるわけではないんです。だったら、一度きりの自分の人生だし、『好きな服を着てハッピーなおばさん』でいいじゃありませんか!」