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「チェーン店の方が居心地がいい説」は本当?玉袋筋太郎が語る町中華にしかない“旨み成分”

ボトルが並んでる町中華は“強えー”と思う

玉袋筋太郎さん――町中華とチェーン店との違いはどんなところにあると感じていますか? 玉袋:味のレベルもチェーン店は安定してると思うよ。通えばチェーン店にだって馴染みの店員ができるだろうしね。でも町中華には“何かここが良いな”っていう独特の部分がある。チェーン店は個性を出せないじゃない。富士そばは店舗ごとに個性があるから俺は好きなんだけどさ。それで自分に合わなかったら、やっぱり行かなきゃいいんだよ。スナックもそうでさ、ママさんと馬が合えば、常連になればいいんだよ。 ――そうですね。言い方はドライですけど、あくまでも選択権はこちらにあるというか。 玉袋:そうだよ。ただ町中華はスナックや居酒屋と違ってボトルキープがあんまりできないじゃない。でもこの番組でロケに行ったりすると、たまにボトルが並んでる店があったりするわけ。そういうとき「ここは強えーな」って思う。常連たくさん抱えてるんだろうなって。 玉袋筋太郎さん――面白い視点ですね。そこで顧客の熱量も感じ取れるというか。 玉袋:うん。そういうところからもストーリーを勝手に展開しちゃえばいいんだよ。近所の会社の人たちがここで飯食って、楽しくなって帰ってるんだなとかさ。そんなところもお客を大事にしている証拠だしね。 物事を真正面だけじゃなく、いろんな角度から見て、自分の中で展開する楽しみっていうのは、町中華や居酒屋にあるんだよ。でもそれは俺の趣味の話ってだけで、どこの店でもあるのかもしれないね。そうやって物事を見ることで、自分の中の引き出しも増える気がするよ。 <取材・文/中山洋平 撮影/市村円香>
中山洋平
1983年生まれ。群馬県前橋市出身、埼玉県川越市育ち。主にエンタメ分野のニュース・インタビュー記事を執筆。サウナ、ビジネスホテル、ファッション、Mリーグ、ボウリング、The Beatles、サザンオールスターズ、坂道シリーズ、お酒を好む。X:@yhinakayama
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