「公共の場で何してるんですか? 警察、呼びますよ?」
そしてある日、比奈さんは彼氏・裕貴さんとショッピングセンターを訪れ、その場所を友人にも共有。裕貴さんがお触りに没頭するよう誘惑し、友人を待ったのです。
いつもは嫌がる比奈さんが積極的ということもあり、裕貴さんは大興奮。
「ショッピングセンター内にもかかわらず、裕貴は濃厚なほうのキスまで求めてきました。そして手は、上着の中から胸を撫でまわすという悪夢のような時間。友だちが彼氏を連れて到着しても、彼は2人の気配にまったく気づきませんでした」
そんな裕貴さんに、比奈さんの友人の彼氏が「
公共の場で、何を卑猥なことしてるんですか? 警察、呼びますよ?」と声をかけます。すると次の瞬間、彼氏は口をパクパクとさせながら戸惑い、比奈さんのことを置き去りにしてどこかへ行ってしまったのでした。

「予想もしていなかった展開に、私も友だちもビックリ。最初は少しだけお灸を据えたら、『あの2人、実は私の友だちと彼氏だよ』と暴露して、公共の場で触られることが本当に嫌だったから協力してもらったと話すつもりでした」
でも、裕貴さんはどこかへ行ってしまったきり。しばらくは比奈さんに連絡さえありませんでした。友人とその彼氏にお礼を言って別れ、ショッピングセンターから自宅に戻った頃に、ようやく裕貴さんから「警察、大丈夫だった?」とLINEが入ります。
「その一連の様子から、比奈さんはようやく別れを決意しました。私が『もういい、別れよう』とメッセージを送ったときにはすぐに電話がかかってきましたが、
『警察は?』との質問が第一声。私を置き去りにしたことへの謝罪や心配がなかったことに呆れてしまいました」
比奈さんがすべてを話すと裕貴さんは、「本当に悪かった」「すごく反省してるから、俺を見捨てないでほしい」などと何度も謝罪してきたとか。一瞬は許すことも考えたという比奈さんでしたが、やはり無理だったようです。