Lifestyle

今また「はちみつ」がブームなわけ。食べるだけでなく、全身のケアにも使える

医療用グレードには指標がある

 2002年当時、日本でも、ほんとうにちらほらとマヌカハニーという名前を聞き始めた頃だったので、友人から聞いた後、さっそく輸入食品店でひとびん手に入れて私も味わってみた。はちみつというより、濃いキャラメルのような感じ。自分としてはとっても好みの味で美味しい。  でも、難病どころか体調不良とも縁遠かった私は、「薬として使われるらしい」ことはあまり気にもとめず、トーストに塗ったりしながら、ひたすらペロペロ美味しく食べてしまったのだった。 「そうだ、そうだ。あのはちみつをこの喉に試してみよう」  そう思った私は、さっそく、いろいろと資料を探し始めた。そうしたら、すばらしく興味深いことに、あれからマヌカハニーの研究はさらに進んでいて、それは世界で他のはちみつの医学的研究をも促し、なんといまや「メディカルハニー」とでも言うべき「医療用はちみつ」の分野が確立しつつあるらしいぞということが、段々わかってきたのだ。
honey Valley

日本でもネットで買えるマヌカハニーの例。UMF10+、またはMGO260以上は医療グレードとされる

「マヌカハニーの効き目の理由となる特殊な成分は『UMF=ユニークマヌカファクター』と名付けられている」と知ったときには感動し、途端に喉の憂鬱が吹っ飛び、一瞬それだけでひりひりまでなくなった気がしたほどだ。  それまでいろいろな植物オイルの効能を使い分けては、肌の調子やタイプに合わせて石けんや美容クリームのレシピを作ってきたけれど、オイルと同じように、いろいろなはちみつも効能をねらって使い分けられるようになってきたのか、と思ったら、小躍りしたい気分になった。  いやー、年をとるのも、たまに喉が痛いのも悪くない。長生きというのはするものです。

おすすめの摂り方②ハニーキャンディ

ひとさじのはちみつ 大さじ1の蜂蜜に小さじ1/4ほどのビタミンCの粉末をそっとのせてそのままぱくり。このひとさじが風邪対策のおいしいサプリメントになる。しょうが、緑茶、ココア、シナモンなどの粉末を加えてフレーバーを変え、おやつ感覚で風邪予防を楽しんでみるのもいい。
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