Love

「不妊治療で生まれた孫は…」義母の“時代遅れの偏見”にドン引き!あげくの果てにまさかの頼み事まで…

突然義母が訪問。とんでもないお願いをされて…

週末朝9時のアポなし訪問 しかし、それから半年ほど経ったある日、義母がゆいさん宅を訪ねてきました。出産前にも、こんなことはなかったのに……。そう不審に思いつつも、玄関のドアを開くと、義母は不気味なほどニコニコしながら「ゆいさん! 久しぶりねえ! 会いたかったわ」と言い、手土産を渡してきました。  気味が悪い……。そう思ったものの、夫も家にいたことから、ひとまず部屋の中で話を聞くことに。すると、義母は「お兄ちゃんの子どもが不自由しないように、養育費をくれない?」と、まさかのお願いをしてきたのです。  義母いわく、義兄は2か月前にうつ病を患って仕事を辞めたそう。金銭的に苦しくなった家族はアパート暮らしを辞め、義兄の実家で義母と生活するようになりました。  義母は、かわいがっている孫が不憫な想いをしないように年金や切り崩した貯金を生活費に当ててきましたが、かわいがっている初孫の養育費まで捻出することは難しく、ゆいさん宅へやってきたのでした。 「そう言われても、うちだって余裕があるわけじゃないし、娘のために貯金もしておきたい。だから、夫も『いくら兄弟とは言え、そういう支援は難しい』と義母に伝えたんです」  すると、義母は声を荒げ、「兄弟なんだから、子育ても助け合うべきでしょ! 不妊治療にはお金を出すのにお兄ちゃんの子どものためには出せないなんて、人でなし!」と、ゆいさん夫婦を罵倒しました。

「二度とくるな!」と夫が義母を追い返した

 さらに、「子どもがいるのに、兄ちゃんの子どもが感じてるつらさがわからないなんて、人の心がない。そういう人たちだから、自然の摂理に逆らって子どもを産むことも平気なんだろうね」とも言われ、ゆいさん夫婦は我慢の限界に。 「とにかくうちは無理だから帰ってくれ。そして、二度と来ないでくれ」と夫が義母を追い返したことで、その場はなんとか収まりましたが、ゆいさんは再び心をえぐられたように感じました。 「お義母さんは、不妊治療の辛さを全然わかってない。精神的にも金銭的にも、あんなに苦しいのに。自然に産めなかったというだけで、なぜこんなにも責められないといけないんでしょうか」  なお、義母はその後も自宅へやってくるため、ゆいさん夫婦はこっそり引っ越しをしようと考えているそう。理不尽な罵倒を受けなくてもいい場所で、親子3人幸せに暮らせますように。 <取材・文/古川諭香> 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ