パパに「手術しようよ」と言われた子どもたちの反応は…
――なにかあっても人任せにすれば解決する……ということではなく、自分の手で直してみようということですね。ただ、そのやり方もただ縫って修理するのではなく、今回は手術という形式でした。「手術しようよ」と呼びかけたとき、子どもたちはどういう反応でしたか?
月岡:やっぱり、ビビり散らかしていました(笑)。「怖いし、失敗したら責任重大だからやりたくない」と言われたのですが「助手だから、そばにいればいいよ」と言うと、渋々参加してくれました。でも、手術が始まると姉弟でハサミや糸を取り合いながらノリノリで手伝っていたので、楽しくはやってくれたみたいです(笑)。
――ビビり散らかしていたということは、手術に対するリアルなイメージが子どもたちのなかにもあったんでしょうね。
月岡:そうですね。「失敗したら大ごとだ」というビビり方をしていました。
――娘さんと息子さんは助手を務めたそうですが、どんな働きをしていたのでしょうか?
月岡:本当の手術と同じ働きをしてもらいました。執刀医が縫って結んだ糸を切ったりするのが、助手の役目です。
本当の外科手術ばりにハサミを使いこなした子どもたち
――ドラマでもよく見る動きをやったのですね! ところで、Xのポストには「手術用ハサミを少しプロっぽく扱えるようになりました」と書いてありました。どんな動きを見てそう感じたのでしょうか?
月岡:一つ目は、ハサミの持ち方です。手術では長いハサミを使うのですが、手術中は持つところの穴に指を深く入れず、表面を持つようにします。加えて、手がぶれてほかの箇所を切ってしまわないよう、右手を左手で支えて安定させながら切ります。この二点を教えると、ちゃんとそれができていました。
――本当の手術では鉄則の「ハサミに指を深く入れない」「切るときに左手を添える」ができていたのですね! 当初はビビり散らかしていたとは思えない、素晴らしい動きです。そんな動きをしている子どもたちを見て、パパとしてはどういう心境でしたか?
月岡:やっぱり、可愛くて微笑ましいですね。「いいなあ」という感じで、堪能させていただきました(笑)。