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「嫁と僕のご飯の格差がすごい」罰ゲームにしか見えない“ディストピア飯”に衝撃!夫婦に直撃

味に興味がないから“世界観”を楽しむ

まだ、コンセプトがゆるゆるの頃のディストピア飯

まだ、コンセプトがゆるゆるの頃のディストピア飯

――瑞希さんがこのようなディストピア飯を食べるようになったのは、2022年から。同年12月19日に、以下の画像をポストしたことがすべての始まりでした。  約3年前に初登場した瑞希さん自作のディストピア飯。のり、ハッピーターン、ベビースターラーメンという献立になっており、今のディストピア飯と比較するとクオリティはまだまだです。ここから3年以上の月日をかけ、ディストピア感はドンドン増していったわけですね。  というか、そもそもなんでディストピア飯を食べるようになったのでしょう? 瑞希:3年前、ディストピア飯にぴったりな金属プレートを買ったので、「これでつくってみよう!」と思い立ったのがきっかけです。あと、食の味に興味がない分、どうせ食べるなら別の要素で楽しむぐらいしか喜びがないので。 ――別の要素? 瑞希:「おいしい」「あったかい」といった情報ではなく、「実際に自衛隊で使用されている」「数年間持つ」という実績のほうが興味深いというか。だから、自衛隊の基地に行って海軍カレーを食べたり、JAXAの博物館に行って宇宙食のレプリカを食べるノリに近いのかなという気がします。味を楽しめない僕は、どうせなら設定をつくったほうが楽しい食事になるんですね。 ――なるほど……。ディストピア飯というと思い浮かぶのはエヴァンゲリオンですが、単純にそういった作品が好きというのもあるのでしょうか? 瑞希:そうですね、SF系も好きです。自衛隊の災害救助用としてご飯を炊くだけの専用車両を見るのも好きです。それを自分の生活に落とし込みたいというか。もしかしたら、コスプレに近い感覚かもしれません。アニメ再現飯、自衛隊再現飯的な感じだと思います。 ――食事で“味”よりも“世界観”を楽しんでいるわけですね。 瑞希:だから、風邪をひいたときはお皿に風邪薬の錠剤を入れて、よりディストピア感を高めるということもしています。
中央奥に紛れ込んでいる風邪薬

中央奥に紛れ込んでいる風邪薬

奥様は夫のディストピア飯をどう思っている?

 今回の取材には妻のよるるさんも同席してくれました。彼女からも話を聞いてみましょう。 ――瑞希さんがディストピア飯を食べることをどう思っていますか? よるるさん:私が豪華な料理をおいしいと思うのと一緒で、彼にとってはそれが豪華な料理なのかな? ――じゃあ、「ちょっとやめなよ」というノリではなく、瑞希さんの食生活をご理解されているわけですね。 よるるさん:はい。 瑞希:でも、食べてみたいとかは一切言わないですね。 ――ああ、共感はしない。 瑞希:はい、「人間の食べ物じゃない」みたいな顔はしています(笑)。止めはしないですけど。 ――普段の生活のなかで「食の趣味が合わない」とか「一緒に食事が楽しめない」というジレンマはないですか? 瑞希:外食でどの店で食べるか選ぶとき、僕がそこまでテンションが上がりきらないという問題はあります。妻はお店選びからすごく楽しんでいるようで「お寿司行きたい」「焼肉行きたい」と言うんですけど、僕からするとなんでも栄養摂取だから一緒みたいな。 ――栄養摂取(笑)。
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外国人がタコを食べられない感覚に近い
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