先住猫にくっつきたくてたまらない“寂しがり屋”の日常
多頭飼いの醍醐味といえば、猫同士の交流に目を細められること。飼い主さんも、性格が異なる愛猫たちの姿に日々、癒しを貰ってきました。
みりんちゃんは、どちらかといえばシャイガール。甘えたくても、少し離れた場所から飼い主さんを見つめ、か細い声で訴えます。

一方、たいやきくんは激しく自己主張。頭をぶつけるなど、やや圧をかけながら“構ってよアピール”をしてきます。
寂しがり屋のたいやきくんは寂しくなると、みりんちゃんにくっつきにいくことも。しかし、自身が思っている以上に体格が大きいため、寄り添うつもりが、みりんちゃんの体に乗ってしまい、逃げられてしまうことが多いのだとか。

だからこそ、寒い冬はたいやきくんにとって、みりんちゃんとくっつけるチャンスタイム。毎年、甲斐甲斐しく毛づくろいをしてもらえ、気持ちよさそうな表情を浮かべているそうです。
「おいしそうにご飯を食べてグーグー眠る姿を見ていると、救えてよかったと思います。たいちゃんも、そう思ってくれていたらいいな」
なお、飼い主さんはたいやきくんの豊かな表情にも癒しを貰っているよう。過去には、フリーズドライの味噌汁の具を強奪しようとして家族に怒られ、何とも言えない表情を浮かべました。

感情がダタ漏れになる、たいやきくん。これからも、そのピュアさを大切にしてね。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291