なんと、成美さんが住むエリアのゴミ捨て場は、道路沿いに小さなネットをかけた状態で設置されていました。
成美さんが住む名古屋市のエリアによっては、どうやらゴミ捨て場が歩道上に、ネットをかけた状態で設置されているようでした。
そのような理由から、ゴミの日になると、いつもカラスが何匹も集まり、ゴミをつついているという光景を見かけることもしばしば……。
また、近所にあるコンクリート状の建物の上に、数匹ものカラスが群がっていることも多く、もしかしたらそこが「カラスの巣」になっているのかもしれないと、成美さんは語ります。
とくに成美さんが購入した家は、ちょうど家の前にゴミ捨て場が設置されていたので、酷い時は玄関の前にカラスが群がっていることもしばしば。
おそらく、家の前にゴミ捨て場があったことも、人気エリアなのに少しだけ値段が安かった理由のひとつだったのかもしれません。

「家を購入したけど、マンションにすべきだった…」
家の近くにゴミ捨て場があるため、成美さんの家の前にはいつもカラスが玄関の周りにいたそうです。そのような理由から、成美さんは次第に玄関を開けることがやや億劫になったそうです。
そもそも成美さんが以前住んでいた賃貸アパートは、アパート自体にゴミ捨て場が設置されていたので、ストレスフリーでゴミを捨てることができたそう。ただ、今は家の前や、ゴミ捨て場にカラスが群がっていることも多く、ドアを開ける度に憂鬱さを感じているそうです。
ゴミ捨て場にはカラスがいることが多いので、子どもにゴミ捨てをお願いすることさえも気が引けると、成美さんは語ります。
今では、「こんなことなら、ゴミ捨て場の設置場所や、周辺の環境についてもっとチェックしてから家を購入するべきだった」と、成美さんは激しく後悔しているそうです。
それから物件を売却することも考えたそうですが、不動産のお店に相談しても思っていたより値段がつかなかったため、この点においてもかなり反省しているそうです。こんなことなら、家ではなくマンションにするのもひとつの手だったかも……と、時には思うこともあるそう。
結局、今ではカラス対策にDVD裏の反射を利用して、玄関近くに吊るしているのだとか。玄関の近くにカラスは寄ってこなくなってきたそうですが、見た目があまり良くないので、他の対策も検討したいと考えているようです。
家を購入する時は、学区の良し悪し、人気エリアかどうかだけではなく、街の雰囲気、トラブルが起こらないか(カラス被害など)、ゴミ捨て場の設置場所などもチェックしておくのが安心と言えそうです。
<文/みくまゆたん イラスト/魚田コットン>