「完成度がスゴい…」毎朝グズる息子のためにパパが作った“ダンボール工作”とは。本人に詳細を聞いた
職場へ向かうべく家を出る寸前、「あー、行きたくねえ!」とグズったことはないですか? 私はあります。そういえば、子どもの頃も学校に行きたくなくてグズってたっけな……。
Xユーザーであるダンボールビーダマン工作・発明さん(@dandanb_dama)の息子さんも、保育園に行く寸前に玄関でグズるタイプだそう。そこで、ダンボールビーダマンさんはあるものを作りました。
――ダンボールで改札機を作ったのは、息子さんが保育園に行くのをグズっていたからですか?
ダンボールビーダマン:工作したきっかけは、大きく二つありました。一つ目は、保育園に連れていくのが大変で、工夫をしないと毎日大変だし疲れてしまう。だから、なにか作って解決しようと思ったんです。
――お子さんはそんなに通園を嫌がっていたのですか?
ダンボールビーダマン:イヤイヤ期なのかわからないんですけど、気分によってすんなり行ってくれる日もあれば、「行こう」と呼びかけてから30分から1時間くらい「今日は行きたくない」とグズる日もあります。
――30分から1時間! 忙しい朝なのに大変ですね……。
ダンボールビーダマン:本当は9時には保育園に預けたいと思っているので、8時45分くらいに「行こうよ」と声をかけるのですが、だいたい保育園に到着するのは9時半ぐらいになっていることが多いです。
――9時には朝の用事を済ませたいけども、9時半になっちゃうことが多かったんですね。
ダンボールビーダマン:はい。もう一つのきっかけは、2024年冬におばあちゃんが買ってきてくれた『げんきMOOK 光る! リアルサウンドICカードかいさつき』(講談社)を息子が気に入って、付録でよく遊んでいたこと。改札のICカードをタッチする部分が独立したようなつくりで、ここを押したら本物のようにLEDライトが光り、「チャージしてください」といったセリフや効果音が鳴るという仕様です。タッチするICカードも付いており、このカードで押さないと音は鳴りません。
――すごい付録ですね!
ダンボールビーダマン:このおもちゃにはタッチ部分しかないので、床に置いた状態でカチカチやりながら息子は遊んでいました。でも、それだと最初は楽しそうなんですけど、だんだん飽きていっちゃうんです。だから、「子どもの背丈に合わせて作った改札機があれば、もっと遊んでくれるんじゃないかな?」と思ったんです。
正直、工作してもすごく精巧なものができるわけではないので、アイデアと組み合わせることで精巧ではないなりにおもしろいものを作れるよう、がんばっています。
――小さい頃を思い出すと、私も自分で駅員さんに切符を渡したいと思っていました。たぶん、息子さんにもそういう憧れがあるのでしょうね。
ダンボールビーダマン:うちの場合、ICカードを持たせて抱っこした状態でタッチさせてあげたりはするのですが、それも一瞬の出来事なので憧れてはいると思います。
“子鉄”(子どもの鉄道ファン)である息子さんのために玄関に設置したのは、ダンボール製の改札機! 電車好きの我が子ならば、ICカードを“ピッ”とタッチして颯爽と保育園に出発するのでは?……という効果をねらい、改札機を工作したのです。 この自作改札機の詳細について、ダンボールビーダマンさんに話を聞きました。ダンボールの改札を新設してから、小鉄の息子が速攻準備して保育園行けるようになって嬉しい✨ pic.twitter.com/LXNWjrA8Gx
— ダンボールビーダマン🎨工作・発明 (@dandanb_dama) March 9, 2025





