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「完成度がスゴい…」毎朝グズる息子のためにパパが作った“ダンボール工作”とは。本人に詳細を聞いた

実はまだ未完成だった!

――製作はどのくらいかかりましたか? ダンボールビーダマン:いろいろほかのことをやりながら製作したのですが、2週間かかっていないと思います。 ――製作時に苦労した点や失敗談はありますか? ダンボールビーダマン:実は……まだ、未完成なんです。 ――まだ、未完成!? ダンボールビーダマン:昨年末の時点で今の状態まではでき上がっていたのですが、もっと装飾しないとリアルな改札っぽくならないと思っていました。 たとえば靴箱の蓋、改札の蓋の部分も作ろうと思っていたんです。改札って、中の部分は見えないじゃないですか? だから、靴箱の部分の蓋をちゃんと作らないと“改札感”が出ないかなあと。あと、フラップバー(エラー時、通行を遮断するために出てくるバー)もせめてスポンジで作ろうと思っていました。  でもある日、息子が車掌さんみたいな帽子をかぶり、切符を切るような感じで爪切りをカチカチさせながら車掌さんごっこをしていたんです。その姿を見ていたら、改札機があるともっと喜ぶなと思い「もう、出しちゃえ!」と、未完成のまま玄関に設置したんです。 ――息子さんは、どんな反応でした? ダンボールビーダマン:電車好きの息子にとって改札機はすごく新鮮だったようで、最初は何度も遊んでいました。「チャージしてください」と改札で足止めされる、残高が足りない大人みたいでしたね(笑)。

「改札を通って保育園駅に行こうよ」と声をかけると…

――改札機ができた後、保育園に行きたがらなかった息子さんはどうなりましたか? ダンボールビーダマン:これができてから「改札を通っていくよ」「切符を使って保育園に行こうよ」「保育園駅に行こうよ」と言うと、いつもより足早に玄関へ向かってくれるようにはなりました。でも、子どもは飽きやすいので5月になった今はまた新しい刺激を求めています。 ――つまり、また通園をグズり始めている? ダンボールビーダマン:グズったり、単純に気分が乗らなかったり。改札を通ってスムーズに行ってくれる日もあるのですが、スムーズじゃない日のほうが多くなりました(苦笑)。 ――また新たに工作をしなきゃ、という感じですかね(笑)。 ダンボールビーダマン:そうですね。でも、お友だちが来たときはよく一緒に遊んでいます。 ――お友だちも、やっぱり子鉄が多いのですか? ダンボールビーダマン:やっぱり、3歳のくらいの子はみんな電車が好きみたいですね。家に改札機がある子はほかにいないと思うので、「やりたい」と遊びに来てくれます(笑)。 ========== 「改札を通って保育園駅に行こう!」と呼びかけても、またグズるようになってしまった息子さん。だとしても、「我が子のために改札機を作ろう」という発想からは愛を感じました。 この改札機がまだおもちゃとして活躍しているならば、結果オーライでしょう! <取材・文/寺西ジャジューカ>
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