――ぴあやのさんの動画がバズった要因の一つとして、絶妙なタイミングで入る「コケコッコー」の合いの手があると思います。これは合図を出しているわけではなく、ガチでいいタイミングに鳴くんですか?
ぴあやの:ガチで鳴いてます(笑)。別に、なにか教えているわけではないんです。気まぐれで鳴く「コケコッコー」が、意外と曲にピッタリ合って。
――ということは、にわとりは音楽を理解していると思いますか?
ぴあやの:どうだろう? 音楽っていうより、私の呼吸は理解している気がするんですね。曲で間を溜めたり私の変化は伝わってるっぽくて、それには反応してるのかなあ……。あと、別のにわとりが鳴いているから、それにつられて鳴くときもあります。
――にわとりは音楽が好きな生き物だと思いますか?

ぴあやのさんの左足は、にわとりにとっての特等席
ぴあやの:どうでしょう……。でも、振動を感じているとは思うんです。普通、足元なんてうるさいですよね? だけどずっと足元にいるし、なんならナッチョとピナは私の左足を奪い合っていたんです。にわとりにとって、私の左足は特等席でした(笑)。だから、振動が心地いいのかなって。たとえば、スピーカーから流す曲につられてにわとりが寄ってくることは、あまりないんですね。
――じゃあ、にわとりはCD派ではなく生音に反応するライブ派なんですね(笑)。
ぴあやの:ハハハハ! うん、生音が好きかもしれないですね。
――「こういう曲が好きかも?」と感じる、にわとり好みの曲調はありますか?

バラードのチルい雰囲気に浸っているにわとり
ぴあやの:今のところ、法則性のようなものは見出していないです。ただ、リラックス中のにわとりは、猫ちゃんが喉を鳴らすような「トゥルルルル」という音を出すんですね。照明を落として静かな曲を弾くと、肩に乗って「トゥルルルル」と言いながらうっとりした表情を見せることはあります。
――人間がバラードを聴いて浸っているみたいな?
ぴあやの:そうそう、そういう感じ。その表情を見たのは1~2回程度じゃないので、それはあるのかなあ? もしかしたら私がリラックスしてるから、それが伝わっているだけの可能性もありますね。