――ぴあやのさんが喜界島に移住した理由を教えてください。
ぴあやの:一言で言ったら、窓を開けてピアノが弾きたかったからです。普通は無理ですよね(笑)。
――隣の部屋の住人が急にピアノを弾き出したら、やっぱり「ん?」ってなりますからね。
ぴあやの:そうなりますよね。だから、「窓を開けてピアノが弾けたら最高!」と思ったのが一番大きいです。で、できれば自然のなかで風と光と一緒にピアノが弾きたい、みたいな。
――めっちゃ気持ち良さそうですね!
ぴあやの:そうなんです。その願いが全部叶っているのが今の環境なんです。
――今の環境を確保したから、「コケコッコー」というにわとりの合いの手がOKになったということにもなりますね。
ぴあやの:はい、そうですね。

離島の住む環境が、「コケコッコー」の合いの手を可能にした
――Instagramには多くの反響が寄せられていると思うのですが、どういった声がありますか?
ぴあやの:「今、練習してます」という人がいました。「『にわとりを肩に乗せたい』と子どもが言うから、今は生まれたてのひよこを一生懸命肩に乗せています」って。
――ピアノを弾くだけの練習ではなく、にわとりとジョイントする練習ですか!
ぴあやの:あと、よくあるのは「ライフゴール」というコメント。「いつか、私もこういう生活をしたい」「引退したらこうなりたい」と言ってくれる方も多いです。
――ぴあやのさんは「窓を開けて演奏したい」という思いを実現されました。そして、「コケコッコー」と鳴くにわとりと気兼ねなく演奏しています。その動画を見て、「私も!」ということですよね。
ぴあやの:はい、「私もいつか」「自然とともに」という声はよくいただきます。
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音楽とにわとり、意外な相関関係を図らずも明らかにしているぴあやのさんの日々の暮らし。彼女のInstagramを見れば“ぴあやの with にわとり”が奏で演奏動画に触れることができるので、必見です。
おいしい卵を産ませようと、にわとりにクラシック音楽を聴かせる養鶏場があるのは有名。つまり、ピアノとにわとりは相性が良いのかもしれません。絶品のピアノと絶妙な「コケコッコー」を、動画からぜひ体験してください!
<取材・文/寺西ジャジューカ>