いらないスーツを買うぐらいなら、AI写真でコスパ良く
AI顔入れ替え機能を使ったことがある男性もいたので使った理由を聞いてみたところ、「一番の理由はコスパの良さ」とのことです。
仕事ではスーツやジャケットを着る機会がほぼなく、Tシャツやパーカーが多いというその男性。一応スーツは持っているけれど、かなり古いとのことでした。初デートはキレイめの服で行くようにしていますが、本人のキレイめの定義は「シャツを着ること」。
写真撮影のためだけに、ジャケットまで買いたくはないのです。

そんなとき、AI合成写真はとてもコスパが良いのだとか。
ジャケット着用をしたフリー素材などの写真と自分の顔を入れ替えるだけで、プロフィールを登録できてしまうのですから。
でも、ユニクロやGUなどでもスーツやジャケットはありますよね。それを買おうとは思わないのか聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
「飲食店の値段が上がってきて、正直、デート代だって節約したい。ランチ代を奢るのも大変。都内のターミナル駅付近でランチしようとすると、一人当たり2000円台ぐらいすることもあるんですよ。2人分で5000円払って、それでも(交際を)断られたことがあって、へこみました。
彼女だったら分かりますが、付き合えるかどうか分からない状態でも、男はデート代を削れないんです。だから、ジャケットとかそんなに買いたくないのが正直なところです」
たしかに以前と比べると、仕事の服装はカジュアル化がかなり進んでいます。それに昨今の値上げで、女性に奢らなければならない男性は飲食代も大変です。
写真で生まれる“格差”も、AIが簡単に埋めてくれる
現在はマッチングアプリや結婚相談所など、写真で第一印象が決まる仕様の出会い方が主流です。
男性も女性も自分のことは棚に上げて、写真一枚で「優しそう」「誠実そう」「明るそう」と思い、その次に自己紹介文を読みます。
写真で興味を持ってもらえなければ、次に進めないのです。
写真を撮り慣れている人や、友達と遊びに行くことが多く写真撮影の機会も多い人は、マッチングアプリに使えそうな写真をもともとたくさん持っています。“そうではない人”は、写真の時点でもう大きな差をつけられてしまうのです。
ですがそんな格差も、AIならば簡単に埋めてくれます。