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37歳で計画外の妊娠をした私、夫との温度差に泣く「同じ親になるのにどうして…」

ウォーキングに付き合ってくれた夫

ある日の朝食

ある日の朝食

 とりあえずこの食事を続けると次回の検査結果でどうなるかを知りたく、検査は4日後なので頑張ることにした。夫に同じメニューを出すと、味のついていない温野菜を見た瞬間、ご飯ではなく麺にすると言って自分でインスタントラーメンを2人前作り、豚骨ラーメンに温野菜をぶち込んでいた。  食べ終えると、 「今後食事作りは俺の分まで無理して作らなくていい。別々で食べて自分はラーメンでも作るから」  と言われた。それから、 「桂ちゃんは運動しなさすぎ。一般の人は通勤で毎日歩いているけど、桂ちゃんはいくら言っても言い訳ばかりで歩こうとしない。俺だって通勤に加えて、帰りはオフィスのある30階から階段を使って降りるようにしているのに」  と怒られた。こんな猛暑の中歩けるわけがないと言うと、妊娠糖尿病は1日複数回の15分のウォーキング、特に食後の運動が大事と書いてあったから1日2回歩くよう説得された。  ここのところホルモンの影響かすぐに夫に当たりたくなり夫婦喧嘩ばかりなので、私は反省して夫の言うことをきくことにし、夕方の陽が落ちた時間に1回、夕飯後に1回歩き始めた。すると真面目に歩いている姿を見た夫は、休日の夕飯後のウォーキングに付き合ってくれた。  涼しくなった21時前、寂れた商店街と住宅街を30分ほど二人で歩いていたら、なんだかデートをしているような新鮮な気分になった。  いよいよ明日は健診。妊娠後期に入ったので今後の健診は2週間おきになる。そのたびに血糖値を測る。どうか、妊娠糖尿病による入院にならず、無事に出産できますように。 <文/姫野桂>
姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。著書に『発達障害グレーゾーン』、『私たちは生きづらさを抱えている』、『「生きづらさ」解消ライフハック』がある。Twitter:@himeno_kei
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