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母が突然、脳出血で倒れた日。元天才子役・30代マザコン娘が体験した“親の入院”のリアル

②入院費用の確認及び、保険証書の確認

 保険の給付金や高額療養費制度という素晴らしい恩恵が助けてくれますが、一旦の立て替えがしばしば必要になるため、凄まじい勢いで現金が無くなっていきます。なので、銀行口座を代わりに引き出すといったタスクが生じることも。  福沢諭吉(当時)を何枚かひっつかんで病院に走るとき、昭和のドラマによくあった、親のカネを取って家出するシーンを演じているような気持ちでしたね……。当時、月10万円、現金で生活費を入れていたので、実際は自分が親に渡していたお金でしたが(笑)。  病状によっては保険料支払い義務がなくなったり、逆に請求対象外だったりしますので、保険証書をしっかり確認することをおすすめします。私は諸事情(生命保険で己の葬式費用を賄おうとしていた)で保険証書を丹念にあらためる人間だったので、すらすら読んでいました。ムスカ?

③サポートする己の元気を確保する

当時の様子

当時の様子。メイクでごまかしきれない顔色の悪さ……

 意外と重要なことです。肌ツヤは常に悪く、首や頬がげっそりとしてしまった私。バレエのレッスンだけは通い続けていたのは、己のメンタルと健康に対する防波堤だったのかもしれないです。  己の体力、メンタルのボーダーラインを保ちましょう。そして、適度に人に頼りましょう。泣いている顔のLINEスタンプでも、真っ黒なストーリー画面でも、手旗信号でも構いません。SOSを出せるようにしておくことも、「親の入院・介護」には必要です。
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④公的サービスの準備と手配をし、家族の役割分担を決める
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