豆乳の効果の秘密は、大豆に含まれる2つの特別な成分にあると考えられています。
1つ目は「
大豆オリゴ糖」です。
オリゴ糖は、腸内にいる良い細菌たちのエサになります。特にビフィズス菌は、この大豆オリゴ糖が大好き! エサをたっぷりもらったビフィズス菌は元気になり、短鎖脂肪酸と呼ばれる健康成分を作ったり、ビタミンを作ったりして腸内環境を良い状態に整えてくれるのです。

2つ目は「
大豆イソフラボン」です。
ポリフェノールの一種であるイソフラボンは、腸内細菌によって「エクオール」という物質に変換されることがあります。このエクオールが、美容や健康維持に非常に役立つと近年注目されている成分なんです(※2)。腸内環境を整えることで、イソフラボンの恩恵も受けられるなんて、まさに一石二鳥ですよね!
せっかく豆乳を取り入れるなら、その効果を最大限に引き出したいですよね。そこで、おすすめの選び方と飲み方のコツを3つご紹介します!
①「無調整豆乳」を選ぶべし!
研究でも使われていたように、「無調整」というのが最大のポイントです。調製豆乳や豆乳飲料には、飲みやすくするために色々な材料が加えられていることがほとんど。その分、大豆の有効成分が薄まってしまう可能性があります。
② 飲むなら「朝」がゴールデンタイム!
豆乳に含まれる大豆タンパク質は、朝に摂取することで腸内環境を整える効果が高まるという研究報告があります。(※2)朝食の牛乳を豆乳に置き換えてみたり、スムージーに加えたりするのがおすすめです!
③ ちょい足しアレンジで飽きずに続けよう!
「無調整豆乳の味がちょっと苦手……」という方もいるかもしれません。そんな時は「ココア」や「すりごま」を加えてみてください。筆者の一押しは、ココアを混ぜることです!