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小1からスマホを与えた結果→小6になった娘に「使用禁止」を言い渡したワケ。“子どもを依存から守るのは誰なのか”問題を考える

恐ろしくなり、スマホを禁止に

 もともとルール違反や依存気味な様子は気になっていましたが、この出来事で娘がいかに時間を忘れて、スマホにのめり込んでしまうのかを知り、恐ろしくなりました。そして、「もうしばらくスマホから離れよう」と娘からスマホを離すことにしたんです。  娘の友達とのLINEのやりとりの中でも気になったことがありました。  LINEの使用はすべて私がチェックできる約束で許していたんですが、友達とのやりとりの中で、友達の質問に対して、絵文字も使わないで「知らない」って返していたりして、少々危なっかしいところがあったんですよね。  口頭だとなんでもないような内容でも、テキストだと伝わり方が変わるものとか、まだ小学生の時点ではなかなかわからないんだなと。  今のところネット上でのいじめなどはないようですが、娘の友達とのやりとりを見ていて、少し心配な面もありました。

子どものスマホ、誰がルールを決める?

オンライン授業を受ける少女 子どもたちが生きていくこれからの世の中は、スマホやSNSが前提となる世界です。だからこそ、娘にもその環境に自然に適応できる「デジタルネイティブ」になってほしいと願う気持ちがあります。  一方で、SNS、特にショート動画には強い中毒性や依存性があります。親である私自身も寝る前のSNSをやめられないのに、子どもにどうスマホと向き合わせればよいのか。これは本当に難しい課題だと感じます。  だからこそ、「誰がルールを決めるのか」という問いはとても重要です。国や地域、学校といった単位で規制すべきなのか、それとも家庭ごとに任せるべきなのか。中には「むしろ国で一律に決めてもらった方がラクだわ」と感じる方もいるかもしれません。  最終的には、家庭がいつまでも規制をかけ続けることはできません。子ども自身が危険性を理解し、自律して使えるようにしていかなければなりません。  ……とはいえ、現状ではまだ娘からスマホを取り上げている段階で、改めてどうルールを作るかというのは、私自身の大きな悩みでもあります。  世界で広がるスマホ規制の動きを見ながら、今日はそんな私の思いを綴ってみました。みなさんは、子どものスマホ利用についてどう考えますか? 【Voicyで聴く】⇒音声版「大木優紀の旅の恥はかき捨てて」 <文/大木優紀>
大木優紀
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母
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